温度補正
おんどほせい温度補正とは、浮ひょうを用いてアルコール分や日本酒度を測定する際に、測定温度が15℃以外の場合に行う調整のことです。日本酒の測定は、温度が変化することで数値に影響を及ぼすため、正確な数値を得るために必要です。具体的には、15℃の基準値に合わせるために、補正表を参照して示度を修正します。これにより、アルコール分や日本酒度の正確な評価が可能となり、日本酒の品質管理において重要な役割を果たします。
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アルコール度数
アルコール度数とは、酒類に含まれるエチルアルコールの容量割合を指します。これは一般的に、酒の持つ...
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酸度
酸度は、日本酒に含まれる酸の量を示す指標であり、通常は1.0〜2.0の範囲で表されます。この数字が大き...
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引き込みとは、日本酒の製造過程における重要な作業であり、蒸し上げた米を麹室に運び入れる作業を指し...
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スベリ麹とは、麹の表面に特定の微生物、主に枯草菌が異常に増殖することで生じる状態です。この現象に...
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ハナ
ハナとは、日本酒をきき酒する際に、鼻孔を通じて感じる香りのことを指します。日本酒の香りにはさまざ...
浮ひょうとは、アルキメデスの原理を応用した器具で、液体の比重を測定するために用いられます。日本酒の製造においては、特に重要な役割を果たしています。清酒の品質管理や製造過程で、酒精度、特定の日本酒度、ボーメ度などの指標を測定するための浮ひょうが使用されます。これにより、酒の純度やアルコール度数、糖度などを正確に把握することができ、日本酒の特性を選定したり、仕込みの際の調整を行ったりするための重要なデータを提供します。
詳細を見る日本酒度(にほんしゅど)は、日本酒の甘辛を示す指標であり、主に酒の比重によって求められます。この数値は、清酒に含まれる糖分とアルコールのバランスを反映しており、一般的に日本酒度がマイナスの場合は甘口とされ、プラスの場合は辛口とされます。具体的には、糖分が多いほど比重は重くなり、日本酒度はマイナスの値を示します。一方、アルコール度数が高いと比重が軽くなり、日本酒度はプラスの値となります。 日本酒度の測定は、15℃の清酒を基準として行われ、水の比重を0と考え、その比重より重い場合はマイナス、軽い場合...
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