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仕舞仕事

しまいしごと

仕舞仕事は、造りの重要な工程の一つで、仲仕事の終了から約6~7時間後に行われます。この作業では、の品温を調整するために、蒸米を撹拌して温度を均一にし、必要に応じて水分を調整するために蒸米を広げて畝状の溝を作ります。これによって、の品質や発酵の進行に好影響を与え、日本酒の風味や香りをより良くするための土台が整えられます。

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仲仕事(なかしごと)とは、日本酒の醸造工程における製麴(むしこ)の一部分で、盛り作業の後に行われる重要な手技です。この作業は、盛りの後7〜9時間経過した時点で、麹箱や床の中にある蒸米を均一に混ぜ合わせて広げる作業です。仲仕事の目的は、麹全体の温度を均一に調整し、発酵の進行を助けることです。この温度調整により、麹が持つ酵素の働きを最大限に引き出し、良好な発酵環境を整えることができます。日本酒の品質を向上させるために欠かせない工程の一つとなっています。

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蒸米とは、麹づくりや酒母、醪(もろみ)造りに用いるために、特別に蒸したお米のことを指します。蒸米は、まず白米を洗浄し、水に浸漬させてから蒸し上げます。このプロセスにより、米は柔らかくなり、酵母や麹菌が働きやすい状態になります。蒸米は、日本酒の醸造において非常に重要な素材であり、酒の風味や香りに大きな影響を与える役割を果たします。

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発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主に酵母が糖をアルコールと二酸化炭素に変換することで、酒を醸造します。発酵は、呼吸と異なり、基質が完全に酸化されることはなく、その過程でアルコールや有機酸などの有用な物質が生成されるのが特徴です。これにより、酒独特の風味や香りが生まれ、風味豊かな日本酒ができあがります。発酵は、酒造りにおいて非常に重要な工程であり、温度や時間、酵母の種類などによってその結果が大きく変わります。

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麹(こうじ)は、主に米や麦に対して麹菌(こうじきん)を繁殖させたもので、日本酒を始めとする発酵食品の製造に不可欠な役割を果たします。特に日本酒の醸造においては、蒸した米に黄麹菌を育成させた米麹が使用され、この中で生成される酵素が重要です。 麹の成分には、米の中に含まれるデンプンをブドウ糖に変換するためのアミラーゼなどの糖化酵素や、米の蛋白質をアミノ酸に分解するための酵素が含まれています。これにより、米から得られる糖やアミノ酸が酒母やもろみの発酵を助け、日本酒特有の風味や香りを生み出します。 ...

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