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初呑切り

はつのみきり

呑切りとは、日本酒の仕込みを終えた後に行われる最初の試飲イベントのことを指します。この行事は一般的に、酒の出来栄えを確認し、初めての新酒を味わうために行われます。通常は、6月から8月の間に行われることが多く、新酒の出来を祝いながら、酒造りに携わった人々がその成果を共有する重要な機会となります。このイベントでは、新しい日本酒を楽しむことに加え、今後の酒造りへの期待感や、文化的な交流も促進されるものです。

関連用語

熟成

熟成とは、日本酒が一定期間貯蔵される過程を指します。この過程では、火入れを施した清酒をタンクや瓶...

呑切り

呑切り(のんきり)とは、貯蔵中の日本酒から少量を採取して、その品質や状態を確認する作業を指します...

クロール

クロールとは、日本酒の製造過程で重要な役割を果たす物質で、特に酵母や醪(もろみ)内での酵素の働き...

α化米

α化米とは、蒸米に含まれる澱粉をα化(加熱によってデンプンが変化した状態)したもので、脱水乾燥処理...

老ね麹

老ね麹(おねこうじ)とは、製麹の過程で麹菌の成長を長時間促し、成熟させた麹を指します。このプロセ...

生酸菌

生酸菌とは、日本酒の製造過程において、酒母や醪の中で酸を生成する細菌の総称です。主に乳酸菌が含ま...

ゴク味

ゴク味とは、日本酒の味わいにおいて、豊かな風味が感じられ、かつそれらの味が調和していることで生ま...

関係湿度

関係湿度とは、ある特定の体積の空気中に含まれる水蒸気の量を示す指標で、実際の水蒸気圧をその空気の...

低温菌

低温菌とは、生育に適した温度が10℃から20℃の範囲にある微生物を指します。これらの菌は比較的低い温度...

直接還元糖

直接還元糖(直糖)とは、分子内に遊離のアルデヒド基またはケトン基を持ち、還元性を示す糖のことです...

呑切り(のんきり)とは、貯蔵中の日本酒から少量を採取して、その品質や状態を確認する作業を指します。このプロセスでは、酒の香味の変化や熟成の進行具合、火落ち(酸化による劣化)の有無などを評価します。呑切りは、仕込みや貯蔵の過程で酒の状態を把握するために重要なステップであり、酒質を管理するための手段となります。通常は、貯蔵タンクの呑み口から行われます。

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仕込みとは、日本酒の醸造過程における重要な工程で、原材料である麹、蒸米、水を混ぜ合わせて、酛(酒母)や醪(もろみ)を作ることを指します。この過程では、まず水と麹を混ぜた「水麹」に蒸米を加え、混ぜ合わせて一定の温度に保ちます。この温度管理が、発酵の進行に大きな影響を与え、酒の風味や香りを決定づけるため非常に重要です。仕込みは通常、数回に分けて行われ、最終的に醪が形成され、アルコール発酵が進行します。

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新酒とは、その年の酒造年度内(7月1日から翌年の6月30日まで)に製造され、出荷された日本酒のことを指します。一般的には、出来上がったばかりの日本酒を新酒と称し、特にその年に収穫された新米を使用して醸造されたものが含まれます。このため、新酒はフレッシュな味わいや香りを楽しむことができるのが特徴です。特に12月から2月頃の冬季に市場に出回る新酒は、まだ熟成が進んでいないため、「新酒香」と呼ばれる特有の香りが楽しめます。また、酒造業界においては、製造年度(BY: Brewer Year)内に出荷されたもの全てを新酒と分...

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