はつあげ

初揚げ

初揚げ(はつあげ)とは、その年の最初に新酒上槽搾る)することを指します。この行為は、酒造りの重要な節目であり、醸造家にとって特別な意味を持っています。初揚げが行われることで、醸造の成果として新酒が世に出ることを祝う行事が行われ、多くの場合、地元の人々や関係者が集まって祝いの席を設けます。この新酒は、その年の気候や米の出来などが反映された特別な味わいを持ち、地元の人々に愛される存在となります。初揚げは日本酒文化の中での大切なイベントといえるでしょう。

新酒とは、その年の酒造年度内(7月1日から翌年の6月30日まで)に製造され、出荷された日本酒のことを指します。一般的には、出来上がったばかりの日本酒を新酒と称し、特にその年に収穫された新米を使用して醸造されたものが含まれます。このため、新酒はフレッシュな味わいや香りを楽しむことができるのが特徴です。特に12月から2月頃の冬季に市場に出回る新酒は、まだ熟成が進んでいないため、「新酒香」と呼ばれる特有の香りが楽しめます。また、酒造業界においては、製造年度(BY: Brewer Year)内に出荷されたもの全てを新酒と分...

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搾る(しぼる)とは、日本酒の製造過程において、発酵が終了したもろみ(主成分となる米や水、酵母などの混合物)から清酒を取り出す工程を指します。この工程では、もろみを布や網で包んで圧力をかけることによって、液体の日本酒と固形物であるおりを分離します。搾った後の液体が酒となり、これが日本酒として流通されます。搾り方によって風味や香りが変わるため、搾る技術は日本酒の品質に大きな影響を与える重要なプロセスです。

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上槽(じょうそう)は、日本酒の製造過程において完熟した醪(もろみ)を圧搾し、清酒と酒粕に分ける重要な操作を指します。この過程は「搾り(しぼり)」とも呼ばれ、伝統的には酒袋に醪を詰めて槽(ふね)に並べ、重力の力で自然に清酒を抽出する方法が用いられました。 上槽の基本的な流れは次の通りです。まず、醪を約5〜9リットルの酒袋に詰め、槽に並べて積み上げます。この初めに流れ出る濁った清酒を「荒走り(あらばしり)」と呼びます。槽が酒袋でいっぱいになると、上からカサ枠を載せて更に袋を積み重ね、通常約3時間ほど...

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