濁度
だくど濁度とは、日本酒の清澄度を示す指標であり、液体の濁りの程度を数値化したものです。タービディティとも呼ばれ、濁度の値は低いほど清澄で澄んだ酒を意味します。具体的には、蒸留水の濁度を0とした場合、濁度が20以下であれば非常にサッパリとしたクリーンな酒とされ、30以下なら標準的な透明度を維持しています。50以上になると少し濁りが目立ち、100に近づくと明らかに濁りが強く、味わいや香りに影響を与えることがあります。このため、特に濁度が低い日本酒は、鮮明で洗練された味わいが楽しめる傾向があります。
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