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仲(仲添)

なか(なかぞえ)

「仲(仲添)」とは、日本酒の醸造プロセスにおいて、仲仕込み(なかじこみ)と呼ばれる段階を指します。仲仕込みは、最初の仕込み(初仕込み)が終わった後に行われる、追加の米や、水を加える工程のことです。この工程では、発酵を助け、酒の風味を豊かにするために、すでに発酵が進んでいるもろみに新たな成分を投入します。仲仕込みは日本酒の香りや味わいをさらに深める重要なステップであり、酒造りにおける技術や経験が大きく影響します。

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燗(かん)とは、日本酒を温めて楽しむ方法の一つで、一般的には30度以上に加熱されることを指します。...

「添」は日本酒の醸造過程において、初めて加えられた麹(こうじ)や酵母に続いて、追加で行う仕込みの...

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泡盛

泡盛は、沖縄県を中心とする琉球諸島特産の伝統的な蒸留酒です。主にタイから輸入された砕米を原料にし...

日本酒センター

日本酒センターは、清酒業安定法に基づき、日本酒造組合中央会の近代化事業として昭和56年10月に設立さ...

仕込みとは、日本酒の醸造過程における重要な工程で、原材料である麹、蒸米、水を混ぜ合わせて、酛(酒母)や醪(もろみ)を作ることを指します。この過程では、まず水と麹を混ぜた「水麹」に蒸米を加え、混ぜ合わせて一定の温度に保ちます。この温度管理が、発酵の進行に大きな影響を与え、酒の風味や香りを決定づけるため非常に重要です。仕込みは通常、数回に分けて行われ、最終的に醪が形成され、アルコール発酵が進行します。

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発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主に酵母が糖をアルコールと二酸化炭素に変換することで、酒を醸造します。発酵は、呼吸と異なり、基質が完全に酸化されることはなく、その過程でアルコールや有機酸などの有用な物質が生成されるのが特徴です。これにより、酒独特の風味や香りが生まれ、風味豊かな日本酒ができあがります。発酵は、酒造りにおいて非常に重要な工程であり、温度や時間、酵母の種類などによってその結果が大きく変わります。

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麹(こうじ)は、主に米や麦に対して麹菌(こうじきん)を繁殖させたもので、日本酒を始めとする発酵食品の製造に不可欠な役割を果たします。特に日本酒の醸造においては、蒸した米に黄麹菌を育成させた米麹が使用され、この中で生成される酵素が重要です。 麹の成分には、米の中に含まれるデンプンをブドウ糖に変換するためのアミラーゼなどの糖化酵素や、米の蛋白質をアミノ酸に分解するための酵素が含まれています。これにより、米から得られる糖やアミノ酸が酒母やもろみの発酵を助け、日本酒特有の風味や香りを生み出します。 ...

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