粕四段
かすよだん粕四段とは、清酒の醪(もろみ)に対して、醪の添、仲、留という三段階の仕込みが終了した後に、清酒粕を加える手法を指します。この方法の目的は、吟醸粕の効果的な活用、異臭であるジアセチル臭の除去、さらには香味の調整を行うことです。粕四段を用いることで、酒の風味や香りをより一層引き立て、品質向上を図ることが可能となります。日本酒造りにおいて、粕四段は重要な役割を果たしています。
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未納税移出
未納税移出とは、酒税法第28条に基づき、特別な条件下で酒類を移出する際に、酒税が課税されない仕組み...
仕込みとは、日本酒の醸造過程における重要な工程で、原材料である麹、蒸米、水を混ぜ合わせて、酛(酒母)や醪(もろみ)を作ることを指します。この過程では、まず水と麹を混ぜた「水麹」に蒸米を加え、混ぜ合わせて一定の温度に保ちます。この温度管理が、発酵の進行に大きな影響を与え、酒の風味や香りを決定づけるため非常に重要です。仕込みは通常、数回に分けて行われ、最終的に醪が形成され、アルコール発酵が進行します。
詳細を見る酒粕は、日本酒を醸造する際に、醪(もろみ)を圧搾して清酒を取り出した後に残る固形物です。これは、未溶解の米粒や米麹、酵母などが含まれており、栄養価が非常に高い食品です。一般に「清酒粕」または単に「粕」と呼ばれ、さまざまな種類があります。例えば、板状の「板粕」は白くて固形のもので、熟成させた「練り粕」は茶色で柔らかい特徴があります。酒粕は食用として利用されるだけでなく、漬物や菓子、さらには焼酎の原料としても重宝されています。料理に風味や栄養を加える優れた食材です。
詳細を見る異臭とは、日本酒において通常の香りとは異なる、嫌な臭いのことを指します。正常な清酒には存在しない、発酵過程や保存状態によって生じる不快な香りを表現するために使われる用語です。異臭は、例えば腐敗臭やカビ臭、化学的な臭いなど、多様な原因によって発生することがあり、これらは日本酒の品質低下を示すサインとされています。清酒を楽しむ際には、異臭がないことが重要であり、異臭を感じた場合は、その酒の飲用を避けることが推奨されます。
詳細を見る清酒(せいしゅ)は、日本酒を指し、米と水を主成分として発酵させて作られる酒類です。醪(もろみ)を漉すことによって、澄んだ酒に仕上げられる点から「清酒」という名称が生まれました。また、清酒は特に醸造アルコールを添加せず、純粋に米の成分から生成されたものを指す場合が多いです。飲み方や提供方法も多様で、和食との相性が良く、冷やしても、温めても楽しむことができます。最も代表的な日本の伝統的な酒であり、国内外で高く評価されています。
詳細を見る醪(もろみ)とは、日本酒の醸造過程における主発酵の状態を指す用語です。酒母(しゅぼ)、麹(こうじ)、蒸米(むしまい)、仕込み水を組み合わせてタンク内で発酵させたもので、酒造りの中心的な工程となります。具体的には、酒母に水、麹、蒸米を数回に分けて投入し、糖化と発酵を進めることで、清酒の基盤を形成します。 醪の発酵が進むと、アルコールと二酸化炭素が生成され、液体部分が酒(原酒)となり、固形物が酒粕として分離されます。醪は一般的には酒類となる前の段階であり、酒税法においては発酵を行った原料の状態を...
詳細を見る粕(かす)とは、清酒の製造過程で生まれる副産物であり、主に酒粕(さかかす)を指します。日本酒を醸造する際、米と水を発酵させて酒醪(さけもろみ)を作り、これをこすことで上層に含まれる液体が日本酒となり、下層に残る固形分が粕です。酒粕は栄養価が高く、食材としても利用されており、味噌や漬物、粕漬けなどに使われることが多いです。また、粕はその独特の風味を持ち、料理に深い味わいを与えることができます。
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