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ひねり餅

ひねりもち

ひねり餅とは、酒造りの過程において、蒸し上がりの米を少量取り出し、手のひらでつぶしてこねて餅状にしたものです。この作業は、米の蒸し具合を確認するために行われ、適切なテクスチャーや粘り具合を持つことが求められます。ひねり餅を用いることで、酒米がきちんと蒸され、後の醸造工程において最適な状態であるかを判断する重要な役割を果たしています。

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