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農産物検査法

のうさんぶつけんさほう

農産物検査法とは、日本の農産物に関する品質や規格を保証するために、国が実施する検査制度を定めた法律です。この法律の目的は、農産物の公正かつ円滑な取引を促進することや、その品質の向上を助けることです。また、農業経済の発展や消費の合理化にも寄与します。農産物検査法に基づいて、具体的な銘柄や基準が定められた農産物規格規程が制定されており、これにより水稲うるち玄米醸造用玄米などが規格に従って検査されることで、消費者に安心して利用できる品質の農産物が提供されることを目指しています。

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玄米とは、稲の籾から脱穀され、籾殻が取り除かれた状態の米のことを指します。玄米は、白米と異なり、外皮や胚芽が残っているため、栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。このため、健康志向の高まりを受けて、玄米を使った日本酒も増えてきています。日本酒の製造においては、玄米を使用した場合、白米よりも香りや味わいに独自の特性が出ることが多く、個性的な日本酒を楽しむことができます。

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