乾熱殺菌
かんねつさっきん乾熱殺菌とは、加熱した空気を用いて微生物を死滅させる方法です。この技術は、加熱水蒸気を使用せずに、一定の温度で空気を加熱し、その空気を用いて器具や器械の表面に付着した微生物を効果的に殺菌します。主にガラスや金属製の器具の殺菌に使われることが多く、無菌状態を保つために重要な役割を果たします。この方法は、特に耐熱性のある器具に適しており、アルコールなどの他の殺菌手段に比べて、残留物が残る心配も少ないのが特徴です。
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