• 日本酒
  • 酒蔵
  • 銘柄

古米酒臭

こまいしゅしゅう

古米酒臭とは、古い米を使用して造られた日本酒に特有の香りを指します。この香りは、酒が熟成するにつれて強くなることがあります。主に、ジメチルサルファイドという化合物が関与していると考えられており、これが古米酒臭の特徴的な香りの源となっています。この香りは、熟成酒の風味の一部として受け入れられることもありますが、過剰に感じられる場合は、品質に影響を与えることもあります。日本酒を楽しむ際には、こうした香りの違いにも注目して味わうと良いでしょう。

関連用語

酒米

「酒米」とは、日本酒の製造に使用される米を指します。この中には、「酒造好適米」と呼ばれる特に日本...

熟成

熟成とは、日本酒が一定期間貯蔵される過程を指します。この過程では、火入れを施した清酒をタンクや瓶...

発酵

発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主...

含糖質物

含糖質物とは、砂糖や糖蜜、蜂蜜などのように、糖分を多く含む物質を指します。これらの物質は、主にそ...

連続蒸米器

連続蒸米器とは、日本酒の製造過程で使用される機器で、米を効率的に蒸すための装置です。一般的には、...

糖化酵素

糖化酵素とは、澱粉を分解してエネルギー源となる糖に変える働きを持つ酵素のことを指します。主に糖化...

承認基準

承認基準とは、アルコール添加酒(普通醸造酒)や増醸酒を製造する際に必要な規定で、これに従って製造...

醪垂れ歩合

**醪垂れ歩合(もろみだれ歩合)**とは、酒造りにおいて、醪(もろみ)から得られる清酒の量を示す指標...

等外米

等外米とは、農産物検査法に基づく検査基準を満たさず、合格品として認められない玄米のことです。この...

級別制度

級別制度とは、日本酒の課税に関する制度で、昭和18年(1943年)から平成4年(1994年)まで存在した蔵出...

熟成とは、日本酒が一定期間貯蔵される過程を指します。この過程では、火入れを施した清酒をタンクや瓶に貯蔵し、時間をかけて風味や香りが変化していきます。新酒特有の香りが和らぎ、飲みやすいまろやかな味わいに変わることが特徴です。熟成により、酒の中に含まれる成分が相互に作用し、より深みのあるコクや複雑な旨味を生み出します。熟成は日本酒の魅力を引き出す重要な工程であり、適切な環境下で行われることで、酒質が向上します。

詳細を見る

古米とは、収穫された年の米とは異なり、前年度に収穫された米を指します。通常、日本の米の収穫は毎年秋に行われるため、古米はその収穫された年の米と比較して、少なくとも1年以上経過したものとなります。日本酒においては、古米の使用は特に醸造におけるいくつかの効果をもたらします。古米は水分が減少しているため、糖分の発酵率が高まることがありますが、同時に風味や香りも変化するため、古米を使用した酒造りは独特の熟成感を持つ日本酒に仕上がることがあります。ただし、古米の品質が低下している場合もあり、酒造りに使用...

詳細を見る