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酒造用水

しゅぞうようすい

酒造用水とは、日本酒の製造過程で使用されるすべての水を指します。具体的には、発酵や醸造に用いられる醸造用水の他、瓶詰めの際に使用される瓶詰用水も含まれます。酒造用水の質や成分は、日本酒の味や香りに大きな影響を与えるため、地域によって異なる水源が選ばれることがあります。一般に、硬水よりも柔らかい水が日本酒の製造には適しているとされています。このため、良質な酒造用水は日本酒造りにおいて非常に重要な要素とされています。

関連用語

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硬水とは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどのミネラル成分が比較的多く含まれている水のこと...

仕込み水

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発酵

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五百万石

五百万石(ごひゃくまんごく)は、新潟県で育成された日本酒造り専用の酒造好適米の一つです。1944年に...

β-アラニン培地

β-アラニン培地とは、日本酒の製造において特定の酵母の純度を検定するために使用される培地の一種です...

破精落ち

破精落ち(はせいおち)とは、日本酒の製造過程において、麹菌の繁殖がうまく行われず、蒸した米が硬い...

仕込蔵

仕込蔵(しこみぐら)とは、日本酒の製造過程において、醪(もろみ)の発酵を行う特定の場所を指します...

粳米

粳米(うるちまい)は、通常の米飯や日本酒の製造に広く使用される米の一種です。粳米の特徴は、その澱...

オリゴ糖

オリゴ糖は、2~10個の単糖が結合した糖の一種であり、加水分解によって単糖に分解される性質があります...

ピルビン酸脱炭酸酵素

ピルビン酸脱炭酸酵素は、酒類のアルコール発酵において重要な役割を果たす酵素です。この酵素は、ピル...

醸造用水とは、日本酒の製造過程において使用される水のことです。具体的には、洗米・浸漬用水、仕込用水、及び雑用用水の3種類に分類されます。洗米・浸漬用水は、精米したお米の洗浄や浸水に利用され、米の品質を保つために重要です。仕込用水は、実際に醪(もろみ)を作る際に使用され、発酵を助ける役割があります。雑用用水は、清掃や器具の洗浄など、醸造に関するさまざまな場面で使用される水です。こうした醸造用水の質や成分は、最終的な日本酒の風味や香りに大きな影響を及ぼすため、醸造家によって特に重視されています。

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瓶詰用水とは、日本酒造りにおいて使用される特定の水のことを指します。この水は主に「洗瓶用水」、「割水用水」、および「雑用用水」の3つのカテゴリに分かれます。 1. **洗瓶用水**:瓶を洗浄するために使用される水で、清潔さを保つために重要です。日本酒の品質を確保するために、瓶の内部には雑菌が存在しないことが求められます。 2. **割水用水**:純米酒などのアルコール度数を調整するために、酒に加える水です。これにより、飲みやすさや風味のバランスを取る役割があります。 3. **雑用用水**:醸造過程で発生するさま...

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瓶詰めは、日本酒の製造工程の重要なステップであり、清酒を最終的な容器である瓶に詰めることを指します。この工程では、酒が品質を維持したまま消費者に届くように、異物の混入や品質チェックが行われます。また、瓶詰めは通常、清酒の品質を保つために無菌的な環境で行われ、適切な温度管理や衛生状態が重要です。瓶詰め後は、製品としての保管や流通が開始されます。これにより、消費者は新鮮で良質な日本酒を楽しむことができます。

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硬水とは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどのミネラル成分が比較的多く含まれている水のことを指します。具体的には、カルシウムや炭酸カルシウムの濃度が120ppm以上である水が、一般的に硬水とされます。硬水は、これらの成分により水の硬度が高く、反対にこれらのミネラル成分が少ない水は軟水と呼ばれます。日本酒の製造においては、水質が酒の味わいに大きな影響を与えるため、硬水と軟水の選択は重要です。硬水はお酒の旨味を引き出す効果がある一方で、酵母の活動に影響を与えることもあるため、蔵元が用いる水の特性...

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発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主に酵母が糖をアルコールと二酸化炭素に変換することで、酒を醸造します。発酵は、呼吸と異なり、基質が完全に酸化されることはなく、その過程でアルコールや有機酸などの有用な物質が生成されるのが特徴です。これにより、酒独特の風味や香りが生まれ、風味豊かな日本酒ができあがります。発酵は、酒造りにおいて非常に重要な工程であり、温度や時間、酵母の種類などによってその結果が大きく変わります。

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