着色粒
ちゃくしょくりゅう着色粒とは、玄米の表面が部分的または全体的に色づいている粒のことを指します。この着色は、さまざまな要因により発生することがありますが、特に病害や虫害の影響によるものが多いです。ただし、精米プロセスによって取り除かれる影響があるため、直接的な精米前の状態での観察が重要です。日本酒の品質にとっては、これらの粒が含まれることが良い影響を与えることは少ないため、選別の際には注意が必要です。
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酵母
酵母とは、アルコール発酵に欠かせない単細胞の微生物であり、主に糖分を分解してアルコールと二酸化炭...
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精米
精米とは、玄米の表面を削り、一部の成分を取り除くプロセスを指します。この作業は、日本酒の醸造にお...
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二糖類
二糖類とは、2つの単糖が結合してできる糖類の総称です。一般的には、加水分解により1分子の二糖類が2分...
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家つき酵母
家つき酵母とは、特定の酒造場に自然に存在する野生の酵母のことを指します。これらの酵母は、酒造場の...
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亜硝酸
亜硝酸は、日本酒の醸造において重要な化合物ですが、その存在には二つの側面があります。生もと系酒母...
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含み香
含み香(ふくみか)とは、日本酒を口に含んだ後、飲んだ際に鼻から抜ける香りのことを指します。この香...
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醪歩合
醪歩合(もろみぶあい)とは、日本酒の醸造において、使用する白米の重量に対する醪(もろみ)つまり発...
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特級酒
特級酒とは、かつて日本酒とウイスキーに対して設けられていた税率区分の一つで、清酒の品質を示す指標...
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肉垂れ歩合
肉垂れ歩合とは、白米を原料とした清酒の生産において、白米の使用量に対する清酒の製造量の割合を示す...
精米とは、玄米の表面を削り、一部の成分を取り除くプロセスを指します。この作業は、日本酒の醸造において非常に重要です。米の表面には、酒に対して悪影響を与える蛋白質や脂質、灰分、さらにはビタミン類などが多く含まれています。これらを取り除くことで、清酒の品質や風味を向上させます。精米は「米をみがく」とも表現され、精米歩合が低くなるほど米が白くキャラクターが際立っていきます。例えば、精米歩合が50%であれば、玄米の50%を削った状態を意味しており、一般的に精米歩合が低いほど高品質な日本酒が醸造されるとされ...
詳細を見る玄米とは、稲の籾から脱穀され、籾殻が取り除かれた状態の米のことを指します。玄米は、白米と異なり、外皮や胚芽が残っているため、栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。このため、健康志向の高まりを受けて、玄米を使った日本酒も増えてきています。日本酒の製造においては、玄米を使用した場合、白米よりも香りや味わいに独自の特性が出ることが多く、個性的な日本酒を楽しむことができます。
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