呑穴
のみあな呑穴(のみあな)とは、日本酒の製造過程において重要な役割を果たす酒造タンクの取り出し口です。タンクの底部近くに設けられており、液体を出し入れするための穴が二つあります。上側の穴は「上呑」(あがのみ)と呼ばれ、これによりタンク内の日本酒を上から取り出すことができます。下側の穴は「下呑」(したのみ)と称され、タンクの底に近い位置から酒を抽出する際に使用されます。この呑穴の存在は、効率的な酒の管理と取り扱いを可能にし、品質の安定に寄与しています。
関連用語
-
アルコール度数
アルコール度数とは、酒類に含まれるエチルアルコールの容量割合を指します。これは一般的に、酒の持つ...
-
甘口
甘口は、日本酒の味わいの一種で、顕著に甘さを感じる酒を指します。一般的に、酒の中に3%以上の糖分が...
-
酒器
酒器とは、日本酒を運んだり飲むために使用する器や容器のことで、さまざまな形状や材質があります。代...
-
辛口
辛口とは、日本酒の味わいの一つで、一般的に甘さが少なく、すっきりとした飲み口を持つことを指します...
-
白ボケ
白ボケとは、日本酒が貯蔵中に透明度が低下し、白濁してくる現象を指します。これは主に、火入れによっ...
-
出麹使い
出麹使いとは、出麹後に作成された麹を、その日のうちに日本酒の仕込みに利用することを指します。通常...
-
にごり酒
にごり酒は、醪(もろみ)を目の粗い布や網で粗ごしして作られる、日本酒の一種です。そのため、白く濁...
-
男酒
男酒は、仕込み水に硬水を使用して醪(もろみ)の発酵を促進させた、日本酒の一つです。この特徴により...
-
元素記号
元素記号とは、化学元素を示すための国際的に定められた記号です。各元素には一意の記号が与えられてお...
-
きき猪口
きき猪口(ききちょく)は、日本酒の試飲や利き酒を行う際に用いられる専用の器です。通常、大きな白磁...
下呑(したのみ)とは、日本酒や他の酒類を貯蔵するタンクの底部近くに位置する液を出し入れするための穴の一つを指します。タンクには通常、上下に呑穴(のみあな)が設けられていますが、下呑はその下側の穴になります。日本酒の製造過程では、下呑を通じてタンク内の酒を汲み出すことが可能です。このプロセスはタンク内の澱(おり)を含まない清澄な酒を提供するために重要です。逆に、上部の呑穴を上呑(あげのみ)と呼び、こちらはタンク内部の上層の液を出すために使用されます。このように、下呑は日本酒の品質管理や澄んだ酒...
詳細を見る上呑(うわのみ)とは、日本酒のタンクの側面に設けられた、液体を出し入れするための穴の一つです。タンクの底部に近い部分に上下に配置されており、上の部分にある穴が上呑、下の部分にある穴が下呑(したのみ)と呼ばれています。上呑は主に、タンクの液面から上の部分から酒を取り出す際に使用されるため、タンク内の酒の状態を確認したり管理するのに役立ちます。
詳細を見る