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容積重

ようせきじゅう

容積重とは、一定の容積(一般的には1リットル)の玄米や米の重さを指す指標です。この値が大きいほど、米の粒がしっかりしていて調整が良いとされ、米の品質を示す重要な要素となります。容積重は、米の食味や日本酒の仕込みにおいても大きな影響を与えるため、酒造りにおいて注目される指標の一つです。高い容積重を持つ米は、酒の味わいや香りに深みを与えることが多いため、質の良い日本酒を生み出すための重要な基準となります。

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玄米とは、稲の籾から脱穀され、籾殻が取り除かれた状態の米のことを指します。玄米は、白米と異なり、外皮や胚芽が残っているため、栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。このため、健康志向の高まりを受けて、玄米を使った日本酒も増えてきています。日本酒の製造においては、玄米を使用した場合、白米よりも香りや味わいに独自の特性が出ることが多く、個性的な日本酒を楽しむことができます。

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