容積重
ようせきじゅう容積重とは、一定の容積(一般的には1リットル)の玄米や米の重さを指す指標です。この値が大きいほど、米の粒がしっかりしていて調整が良いとされ、米の品質を示す重要な要素となります。容積重は、米の食味や日本酒の仕込みにおいても大きな影響を与えるため、酒造りにおいて注目される指標の一つです。高い容積重を持つ米は、酒の味わいや香りに深みを与えることが多いため、質の良い日本酒を生み出すための重要な基準となります。
関連用語
-
アルコール度数
アルコール度数とは、酒類に含まれるエチルアルコールの容量割合を指します。これは一般的に、酒の持つ...
-
酒母
酒母(さかも)は、日本酒を醸造する際に使用される重要な材料で、優れた酵母を大量に培養したものを指...
-
精米
精米とは、玄米の表面を削り、一部の成分を取り除くプロセスを指します。この作業は、日本酒の醸造にお...
-
発酵
発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主...
-
比重
比重とは、物体の密度を示す指標で、特に液体や固体の特性を理解するために重要です。日本酒においては...
-
膨軟麹
膨軟麹とは、一般的に水分が多く含まれているために柔らかく膨らんでいる麹のことを指します。麹は米や...
-
滓引き
滓引きは、日本酒の製造過程において行われる重要な作業です。具体的には、上槽後にタンクの底に沈殿し...
-
蒸気殺菌
蒸気殺菌とは、加熱した水蒸気を使用して微生物を殺菌する方法です。日本酒の製造過程では、特に麹菌や...
-
半仕舞
半仕舞(はんじまい)とは、日本酒の仕込みにおいて、1日おきに醪(もろみ)を1本ずつ仕込む作業のこと...
-
留添え
留添え(とめぞえ)とは、日本酒の製造過程において、三段仕込みの最後の工程を指します。この工程では...
仕込みとは、日本酒の醸造過程における重要な工程で、原材料である麹、蒸米、水を混ぜ合わせて、酛(酒母)や醪(もろみ)を作ることを指します。この過程では、まず水と麹を混ぜた「水麹」に蒸米を加え、混ぜ合わせて一定の温度に保ちます。この温度管理が、発酵の進行に大きな影響を与え、酒の風味や香りを決定づけるため非常に重要です。仕込みは通常、数回に分けて行われ、最終的に醪が形成され、アルコール発酵が進行します。
詳細を見る玄米とは、稲の籾から脱穀され、籾殻が取り除かれた状態の米のことを指します。玄米は、白米と異なり、外皮や胚芽が残っているため、栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。このため、健康志向の高まりを受けて、玄米を使った日本酒も増えてきています。日本酒の製造においては、玄米を使用した場合、白米よりも香りや味わいに独自の特性が出ることが多く、個性的な日本酒を楽しむことができます。
詳細を見る