古来のどぶろく製法を再解釈した新スタイルのサケ「DB-69 Paragraph oK(a) 2025」発売 — 秋田県横手市のサイダリー OK, ADAM と共同開発

ニュース・トピック 更新日:2025/12/27 公開日:2025/12/27
古来のどぶろく製法を再解釈した新スタイルのサケ「DB-69 Paragraph oK(a) 2025」発売 — 秋田県横手市のサイダリー OK, ADAM と共同開発

大阪・西成を拠点とするクラフトビールメーカー Derailleur Brew Works(運営:株式会社シクロ) は、秋田県横手市のサイダリー OK, ADAM と共同し、古来から伝わるどぶろくの製法を再解釈した新たなスタイルのサケ 「DB-69 Paragraph oK(a) 2025」 を発売いたします。
なお、本商品は税務区分上 「発泡酒」 に該当します。 本作は、2023年より継続している「DB-69プロジェクト」の第四弾であり、第一弾と同様に OK, ADAM とのコラボレーションによって実現しました。米・りんご・ビール、それぞれの要素が交差し、従来の枠組みにとらわれない新しいサケ体験を提案いたします。

アルコール度数とは、酒類に含まれるエチルアルコールの容量割合を指します。これは一般的に、酒の持つアルコールの濃度を示す指標で、度数で表示されます。日本酒の場合、最も一般的なアルコール度数は15度前後ですが、それ以下の低濃度アルコール酒(15度以下)や、より高い原酒(18~20度)のバリエーションも存在します。アルコール度数は、清酒の品質や味わいに大きく影響を与え、酒造りにおける重要な要素の一つです。アルコール度数の測定は、清酒を特定のプロセスで蒸留し、水を加えて元の濃度に戻した後、15度で計測する方法...

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上立ち香(うわだちこう)とは、酒を口に近づけた際に感じる香りのことを指します。この香りは、清酒の特徴や風味を際立たせる重要な要素であり、一般的に「トップノート」とも呼ばれます。利猪口(ききちょこ)などの容器に注いでしばらく放置すると、揮発性の香り成分が空気中に拡散してしまうため、香りの感受性が変わります。このため、上立ち香は新鮮な状態で楽しむことが大切です。日本酒の各銘柄ごとに異なる上立ち香を感じ取ることで、その酒が持つ個性や特徴を深く理解することができます。

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リンゴ酸は日本酒に含まれる有機酸の一つで、清酒においてはコハク酸や乳酸に次いで多く存在します。この酸は、フルーティーで爽やかな酸味を提供し、味わいを引き立てる役割を持っています。特にリンゴ酸は、増醸酒の製造において酸味料として使用されることもあり、酒のバランスやアフターテイストに影響を与えます。リンゴ酸の存在は、日本酒の風味をより豊かにし、飲む人に爽やかな印象を与えるため、重要な要素となっています。

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クエン酸は、爽やかな酸味を特徴とする有機酸で、主に柑橘類に多く含まれています。日本酒においては、清酒の風味やスッキリとした口当たりに寄与する重要な成分の一つです。さらに、黒麹菌や白麹菌といった発酵に関わる麹菌が生成する主要な酸でもあり、これにより日本酒の発酵過程や風味バランスが影響を受けます。クエン酸を含むことで、日本酒は飲みやすさが増し、食事との相性も良くなるため、特に和食とのペアリングにおいて重宝されています。

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どぶろくは、濁酒とも呼ばれ、米を発酵させて造られる日本酒の一種です。この酒は、醪(もろみ)を濾さずにそのまま瓶詰めされた状態のため、濁った外観を持っています。どぶろくの起源は非常に古く、日本酒の歴史と深く結びついており、かつては神に捧げる神聖な飲み物として貴重視されていました。特に豊作を祈る際に、神々に捧げられる酒の一つとして使用され、そのあとのおこぼれを頂くという形で庶民に親しまれるようになりました。 しかし、明治時代に入ると、酒に課される税金が厳しくなり、1899年(明治32年)に自家醸造が禁...

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発泡酒とは、炭酸ガスを含んだお酒の一種であり、一般的にはビールとは異なる製法で作られる酒類を指します。発泡酒には、さまざまな原材料が使用されることがあり、米や麦、その他の穀物から作られたものがあります。日本においては、発泡酒はしばしば低アルコールの飲料として親しまれ、爽快感のある口当たりが特徴です。また、発泡酒は、香りや味わいが多様で、シャンパンやスパークリングワインのような華やかさを持つものから、より軽やかな飲み口のものまでさまざまです。通常、発泡酒は食事と共に楽しむことができ、特に和食と...

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吟醸香とは、吟醸造りの日本酒に特有の香りで、主に花や果物を思わせる華やかな香りを指します。この香りは、酵母由来のエステル類、特に酢酸イソアミルやカプロン酸エチルが主体となっています。吟醸香には、バナナやメロン、リンゴなどのフルーティな要素が含まれ、これらが複雑に絡み合うことで、非常に魅力的な香りを生み出します。この香りは、吟醸酒の特徴的な風味を形成する重要な要素であり、テイスティングの際にはまず香りを楽しむことが推奨されます。

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酵母とは、アルコール発酵に欠かせない単細胞の微生物であり、主に糖分を分解してアルコールと二酸化炭素に変える役割を果たします。日本酒の醸造においては、酵母の種類によって生まれる香りや味わいが大きく変わるため、目的に応じて様々な酵母が使い分けられます。例えば、吟醸酒では芳香成分を多く生成する特性を持つ酵母が使用されることが多いです。このように、酵母は日本酒の風味を左右する重要な要素であり、発酵力が強いことから、醸造やパン製造など多岐にわたって利用されています。酵母の選択が、最終的な製品の品質に大...

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清酒(せいしゅ)は、日本酒を指し、米と水を主成分として発酵させて作られる酒類です。醪(もろみ)を漉すことによって、澄んだ酒に仕上げられる点から「清酒」という名称が生まれました。また、清酒は特に醸造アルコールを添加せず、純粋に米の成分から生成されたものを指す場合が多いです。飲み方や提供方法も多様で、和食との相性が良く、冷やしても、温めても楽しむことができます。最も代表的な日本の伝統的な酒であり、国内外で高く評価されています。

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麹(こうじ)は、主に米や麦に対して麹菌(こうじきん)を繁殖させたもので、日本酒を始めとする発酵食品の製造に不可欠な役割を果たします。特に日本酒の醸造においては、蒸した米に黄麹菌を育成させた米麹が使用され、この中で生成される酵素が重要です。 麹の成分には、米の中に含まれるデンプンをブドウ糖に変換するためのアミラーゼなどの糖化酵素や、米の蛋白質をアミノ酸に分解するための酵素が含まれています。これにより、米から得られる糖やアミノ酸が酒母やもろみの発酵を助け、日本酒特有の風味や香りを生み出します。 ...

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DB-69プロジェクトとは

「DB-69プロジェクト」は、Derailleur Brew Works が新しいサケスタイルの可能性を模索し続ける中で、「西成のクラフトブルワリーとしてあるべき姿とは何か」という問いに対して導き出した答えとして発足した取り組みです。
クラフトビールカルチャーの根底にあるナラティブやテロワールの価値観を尊重しながら、「日本独自・西成独自のビアスタイル/サケスタイルを探究し続けることこそが、Derailleur Brew Works の矜持である」 という信念のもと、2023年より始動しています。

OK,ADAMとコラボレーション

本作は秋田県横手市のサイダリー OK, ADAM との共同開発によるものです。

OK, ADAM は秋田県横手産のりんごやホップを用い、独創的なハードサイダーを醸造しています。
ハードサイダーを専門とする OK, ADAM と、クラフトビールを醸造する Derailleur Brew Works が、それぞれの専門領域を掛け合わせ、両者の主戦場ではない どぶろく を起点に再解釈することで、新しいお酒 「DB-69」 を醸造しました。



第四弾となる「DB-69 Paragraph oK(a) 2025」

「DB-69」は、どぶろく文化を現代的な感性で再構築する新しい酒のプロジェクトです。

第四弾となる 「Paragraph oK(a) 2025」 は、りんごとビールが、どぶろくという原点で交差する新感覚の作品です。
りんご果汁由来の甘美なアロマと清酒酵母吟醸香が共鳴し、Citra および Nelson Sauvin ホップの華やかな香りがバランス良く重なります。ほのかな甘さの中に米の旨みが広がり、温度変化とともに移ろう多層的なアロマ構造をお楽しみいただけます。


製造担当者による商品紹介

本作のテーマは「酸と酸」。 クエン酸リンゴ酸、二つの異なる酸が織りなす立体的な酸味を追求した。 901号酵母と白によって醸され、吟醸香クエン酸の輪郭が際立つドライな濁酒をベースに、秋田県産の3種のリンゴ果汁を厳選してブレンド。

「紅玉」と「紅の夢」がもたらす鮮やかで芯のある酸味に、「王林」がリンゴ本来の華やかな香りとやわらかな甘みを添えている。

 さらに 2種のホップ、Citra と Nelson Sauvinを使用。柑橘やトロピカルフルーツを思わせる香りは吟醸香やリンゴのアロマに調和、上立ち香と残り香で全体の香味構造に奥行きを与えている。

 白由来の引き締まった酸が全体を凛と支え、リンゴ由来の果実感あふれる酸が余韻として穏やかに広がる。酸味の質と移ろいを緻密に設計した、完成度の高い一杯に仕上がった。

また本作は50〜60℃程度に温めることで酸の角がほどけ、香りと甘みがより感じられる。

冷酒とは異なる表情も含め、ぜひその奥行きある酸の表情をご堪能ください。


RYO OKAMOTO氏がビジュアルデザインを製作

ブランドロゴ、ラベルデザインはDerailleur Brew Worksのメインアートワークを数多く手がけるIN THE WOODSのデザイナーRYO OKAMOTO氏が担当した。

【商品概要】

商品名:DB-69 Paragraph oK(a) 2025

品目:発泡酒

容量:750ml

アルコール度数:11%

希望小売価格:2470円(税込)

保存方法:直射日光を避け、冷暗所で保管

発売スケジュール:

2025年12月24日~28日 公式ECサイトにて先行予約受付

2025年12月29日 先行予約分発送

2026年1月6日 一般発売開始

2026年1月8日~ 順次発送

販売店:Derailleur Brew Works公式ECサイト、全国の酒販店、食品量販店、飲食店

URL:https://derailleurbrewworks-store.com/

公式ECサイト:https://derailleurbrewworks-store.com/


【会社概要】

会社名:株式会社シクロ

代表者:山﨑昌宜

所在地:大阪市西成区鶴見橋1-6-32

TEL:06-6575-9067

FAX:06-7635-4843

URL:https://derailleurbrewworks.com/

E-Mail:info@derailleurbrewworks.com

事業内容:医療介護、就労支援、飲食、クラフトビール事業