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アルコール使用限度数量

あるこーるしようげんどすうりょう

アルコール使用限度数量とは、日本酒の製造において、清酒を作る際に使用できる原料用アルコールの最大量を示す基準のことです。この基準によれば、製造場ごとに設定された限度は、酒造年度内に白米1000kgを元に製造する場合、最大280リットルの原料用アルコール(アルコール分100度換算)を使用できると定められています。この制限は、日本酒の品質を保つために重要であり、合法的な製造方法を促進する役割も果たしています。これにより、消費者に対して高品質な日本酒が提供されています。

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原料用アルコールとは、日本の酒税法により規定された、酒類製造のための原材料として使用されるアルコールのことを指します。特に清酒の製造に関しては、原料用アルコールには連続蒸留機で製造されたアルコールが含まれます。また、昭和62酒造年度以降の改正により、米、米麹、清酒、または清酒粕を原材料とした焼酎乙類(自製酒や委託製造、共同製造が条件)も原料用アルコールとして認められています。このように原料用アルコールは、清酒の製造において重要な役割を果たしており、酒類の品質や風味に影響を与える要素となっています。

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酒造年度(さかぞうねんど)とは、日本の日本酒における醸造期間を指し、毎年7月1日から翌年の6月30日までの1年間を1酒造年度と定めています。この期間は新酒製造の開始日からの区切りであり、業界内では「BY」(Brewery Year)と略されることが一般的です。例えば、平成29年の7月1日から翌年の6月30日までに醸造された日本酒は「29BY」と表記されます。このように、酒造年度は日本酒の製造や流通における重要な指標の一つとなっています。なお、使用される年の表記は元号で、国や文化により異なるため、国外ではこのアプローチが理解...

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白米とは、玄米から精米され、胚芽や米の表面が削除された米のことを指します。精米の過程で外皮や殻が取り除かれ、主に澱粉部分が残るため、白くて光沢のある状態となります。白米は日本酒の醸造において非常に重要で、精米歩合によって酒の風味や香りに影響を与えるため、特に品質の高い日本酒には厳選された白米が使用されます。一般的には、精米の度合い(粉砕の割合)が低いほど、良質で洗練された酒を生み出す傾向があります。

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清酒(せいしゅ)は、日本酒を指し、米と水を主成分として発酵させて作られる酒類です。醪(もろみ)を漉すことによって、澄んだ酒に仕上げられる点から「清酒」という名称が生まれました。また、清酒は特に醸造アルコールを添加せず、純粋に米の成分から生成されたものを指す場合が多いです。飲み方や提供方法も多様で、和食との相性が良く、冷やしても、温めても楽しむことができます。最も代表的な日本の伝統的な酒であり、国内外で高く評価されています。

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