灰分
かいぶん灰分とは、物質を完全に燃焼させた際に残る無機物のことを指します。特に日本酒の製造過程においては、米を加熱・焼成する際に発生する灰分が重要な役割を果たします。この灰分は、スピリッツやアルコールに含まれるミネラル成分や、最終的な風味に影響を与える要素として考慮されます。また、灰分の量は、米の品質や精米歩合、さらには醸造過程にも関連しており、日本酒の特徴を左右する重要な指標の一つです。
関連用語
-
たんぱく質
たんぱく質は、日本酒の原料である米に含まれる成分で、特に玄米の表層部に多く存在します。日本酒の製...
-
酒米
「酒米」とは、日本酒の製造に使用される米を指します。この中には、「酒造好適米」と呼ばれる特に日本...
-
清酒
清酒(せいしゅ)は、日本酒を指し、米と水を主成分として発酵させて作られる酒類です。醪(もろみ)を...
-
精米歩合
精米歩合(せいまいぶあい)とは、玄米を精米した際に残る白米の割合をパーセントで示す指標です。具体...
-
発酵
発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主...
-
全国新酒鑑評会
全国新酒鑑評会は、独立行政法人酒類総合研究所が主催する日本酒のコンテストで、新酒の品質向上を目的...
-
麹エキス
麹エキスとは、米麹に水を加え、約55℃前後で糖化させた後に濾過して得られる液体のことです。この液体に...
-
農産物検査法
農産物検査法とは、日本の農産物に関する品質や規格を保証するために、国が実施する検査制度を定めた法...
-
従量税
従量税とは、酒類に対して課される税金の一種で、課税の基準となるのは酒造場から移出される数量や、輸...
-
エキス分
エキス分とは、日本酒の甘さやコクを示す指標であり、清酒100㎖中に含まれる不揮発性の成分のグラム数を...
精米歩合(せいまいぶあい)とは、玄米を精米した際に残る白米の割合をパーセントで示す指標です。具体的には、精米後の白米の重量を元の玄米の重量で割り、100を掛けることで計算されます。例えば、精米歩合が60%ということは、玄米の外側40%が削り取られ、残りの60%が白米として使用されることを意味します。 精米歩合が低いほど、より多くの外層が削られており、精白された部分が大きくなります。結果として、雑味が少なく、スッキリとした味わいの日本酒が造られることが多いです。一般的に、精米歩合が高い(外層を多く残してい...
詳細を見る