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研米機

けんまいき

研米機(けんまいき)は、白米の表面に付着している不要なタンパク質や脂質、そして多くの場合は表面の糠(ぬか)を取り除くための装置です。日本酒の製造過程では、精米によって米の中心にあるデンプン質を最大限に利用するために、米の外側の部分を削り取ることが重要です。研米機は、精米作業を効率化し、ムラなく米を研ぐことで、より良い酒米を得るために欠かせない道具といえます。これにより、日本酒の品質が大きく向上します。

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精米とは、玄米の表面を削り、一部の成分を取り除くプロセスを指します。この作業は、日本酒の醸造において非常に重要です。米の表面には、酒に対して悪影響を与える蛋白質や脂質、灰分、さらにはビタミン類などが多く含まれています。これらを取り除くことで、清酒の品質や風味を向上させます。精米は「米をみがく」とも表現され、精米歩合が低くなるほど米が白くキャラクターが際立っていきます。例えば、精米歩合が50%であれば、玄米の50%を削った状態を意味しており、一般的に精米歩合が低いほど高品質な日本酒が醸造されるとされ...

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白米とは、玄米から精米され、胚芽や米の表面が削除された米のことを指します。精米の過程で外皮や殻が取り除かれ、主に澱粉部分が残るため、白くて光沢のある状態となります。白米は日本酒の醸造において非常に重要で、精米歩合によって酒の風味や香りに影響を与えるため、特に品質の高い日本酒には厳選された白米が使用されます。一般的には、精米の度合い(粉砕の割合)が低いほど、良質で洗練された酒を生み出す傾向があります。

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