女酒
おんなざけ女酒(おんざけ)とは、女性に好まれる甘口の日本酒を指します。主に仕込み水に軟水を使用し、長時間かけて醪(もろみ)を発酵させることで、柔らかく豊かな味わいが引き出されます。特に、伏見地域の酒が女酒の代表とされています。女酒は、甘みがありながらも飲みやすい特徴があり、特に食前酒やデザート酒として親しまれています。
関連用語
-
ひやおろし
ひやおろしとは、冬場に造られた清酒を春から夏を経て貯蔵熟成し、秋口に出荷される特別な酒のことです...
-
甘口
甘口は、日本酒の味わいの一種で、顕著に甘さを感じる酒を指します。一般的に、酒の中に3%以上の糖分が...
-
白米
白米とは、玄米から精米され、胚芽や米の表面が削除された米のことを指します。精米の過程で外皮や殻が...
-
食前酒
食前酒とは、食事の前に飲まれるお酒のことを指し、主に食欲を増進させる目的で楽しむものです。食前酒...
-
酵素剤仕込み
酵素剤仕込みとは、日本酒の製造過程で使用される方法の一つで、主に掛麹の一部を市販の酵素剤によって...
-
白酒
白酒(バイチュウ)は、中国で生産される蒸留酒で、主に穀物を原料としています。製造には餅麹という特...
-
白酒
白酒(はくしゅ)は、主に米を原料とした日本の伝統的な酒で、蒸した米と米麹を焼酎とともに仕込み、約1...
-
スッポン仕込
スッポン仕込とは、日本酒の醪(もろみ)を仕込む際の手法の一つで、主に添仕込みの際に用いられます。...
-
連続蒸米器
連続蒸米器とは、日本酒の製造過程で使用される機器で、米を効率的に蒸すための装置です。一般的には、...
-
生貯蔵酒
生貯蔵酒(なまちょぞうしゅ)とは、醪(もろみ)を搾った後に加熱処理を行わず、生の状態で低温貯蔵さ...
仕込み水とは、日本酒を醸造する際に、特に仕込み工程で使用される水のことを指します。この水は、酒質に大きな影響を及ぼすため、選ばれる際にはさまざまな条件が考慮されます。具体的には、酵母の成長に必要なミネラル成分—カリウムやマグネシウムなど—を適度に含んでいることが重要です。また、酒の色合いや風味に影響を与える鉄分やマンガンなどは、できるだけ含まれないことが望まれます。仕込み水は蒸米や麹と共に仕込みに使われ、酒母タンクや醪(もろみ)タンクに注がれるため、日本酒造りにおいて全体の味わいや香りを決定づ...
詳細を見る食前酒とは、食事の前に飲まれるお酒のことを指し、主に食欲を増進させる目的で楽しむものです。食前酒には、香りが高くさっぱりとした口当たりのお酒が選ばれることが多く、特にスパークリングワインやシェリーなどの洋酒が代表的です。日本酒においては、香り豊かな薫酒や、さわやかな爽酒が食前酒として好まれることがあります。食前酒は、食事の余韻を楽しむための一杯として、また料理との相性を考えられた選択肢として重要な役割を果たします。
詳細を見る軟水とは、カルシウムやマグネシウムといった金属イオンの含有量が少ない水のことを指します。一般的に、世界保健機関(WHO)の基準では、カルシウム濃度が60ppm以下の水が軟水とされています。軟水は、硬水に対してこれらのミネラルが少ないため、口当たりが柔らかく、飲みやすい特徴があります。 日本酒の醸造においては、軟水が好まれることが多いです。軟水は酵母の働きを助け、醸造過程での風味成分の引き出しやすさに寄与します。たとえば、八海醸造が使用している「雷電様の清水」は硬度が2程度という超軟水で、その柔らかい水...
詳細を見る発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主に酵母が糖をアルコールと二酸化炭素に変換することで、酒を醸造します。発酵は、呼吸と異なり、基質が完全に酸化されることはなく、その過程でアルコールや有機酸などの有用な物質が生成されるのが特徴です。これにより、酒独特の風味や香りが生まれ、風味豊かな日本酒ができあがります。発酵は、酒造りにおいて非常に重要な工程であり、温度や時間、酵母の種類などによってその結果が大きく変わります。
詳細を見る甘口は、日本酒の味わいの一種で、顕著に甘さを感じる酒を指します。一般的に、酒の中に3%以上の糖分が含まれると甘く感じると言われており、日本酒度ではマイナスの値で表されます。しかし、日本酒の甘さは単に糖分の量だけでなく、アミノ酸や酸類など多様な成分の相互作用によって影響を受けます。特に、酸味が少ない場合、甘さがより際立つことがあります。総合的な味のバランスを考慮に入れることが、甘口の日本酒を理解する鍵となります。
詳細を見る醪(もろみ)とは、日本酒の醸造過程における主発酵の状態を指す用語です。酒母(しゅぼ)、麹(こうじ)、蒸米(むしまい)、仕込み水を組み合わせてタンク内で発酵させたもので、酒造りの中心的な工程となります。具体的には、酒母に水、麹、蒸米を数回に分けて投入し、糖化と発酵を進めることで、清酒の基盤を形成します。 醪の発酵が進むと、アルコールと二酸化炭素が生成され、液体部分が酒(原酒)となり、固形物が酒粕として分離されます。醪は一般的には酒類となる前の段階であり、酒税法においては発酵を行った原料の状態を...
詳細を見る