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YK-35

わいけい35

YK-35とは、日本酒の特定の製法やレシピを指す略語で、主に全国新酒鑑評会での受賞を目指す際に用いられます。Yの部分は「山田錦」を、Kは「熊本9号酵母」を、そして35は「精米歩合35%」を表しています。このレシピは、華やかな吟醸香を生み出すことを目的としており、その特性から多くの杜氏や蔵元に重宝されています。特に精米歩合が35%と非常に低いため、米の中心部分のみを使用しており、フルーティーで芳醇な香りを持つ酒質が生まれるのです。金賞や銀賞などのランク付けが行われる全国新酒鑑評会において、YK-35を用いた酒は高く評価されることが多いです。

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発酵

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越後杜氏(えちごとうじ)は、新潟県を発祥とする日本酒の醸造に携わる杜氏の集団です。日本の三大杜氏...

全国新酒鑑評会は、独立行政法人酒類総合研究所が主催する日本酒のコンテストで、新酒の品質向上を目的として毎年開催されています。この鑑評会は、初回が1911年に行われて以来、100年以上もの歴史を誇り、日本酒業界で最も権威あるイベントの一つとされています。 審査の対象はその年度に醸造された新酒で、全国から出品された日本酒が厳しく審査されます。出品酒の中で特に優れたものは「入賞酒」として認定され、さらにその中から卓越した品質の酒が「金賞酒」として選ばれます。入賞酒や金賞酒には、製品にその受賞を示すラベルが...

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精米歩合(せいまいぶあい)とは、玄米を精米した際に残る白米の割合をパーセントで示す指標です。具体的には、精米後の白米の重量を元の玄米の重量で割り、100を掛けることで計算されます。例えば、精米歩合が60%ということは、玄米の外側40%が削り取られ、残りの60%が白米として使用されることを意味します。 精米歩合が低いほど、より多くの外層が削られており、精白された部分が大きくなります。結果として、雑味が少なく、スッキリとした味わいの日本酒が造られることが多いです。一般的に、精米歩合が高い(外層を多く残してい...

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9号酵母は、日本酒の醸造に使われる酵母の一つで、聞きなれた名称として「協会9号」とも呼ばれています。この酵母は熊本県にある熊本県酒造研究所で開発され、特に吟醸酒の製造に適していることで知られています。9号酵母は、発酵時にフルーティで華やかな香りを引き出す特徴があり、酒質に豊かな風味を与えます。多くの日本酒醸造所で好まれ、香露などの有名な酒と結びついています。この酵母の使用により、クリアな味わいと高い香りのバランスを持つ吟醸酒が生み出されることが期待されます。

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山田錦は、日本酒の製造において最も重要な酒造好適米の一つです。兵庫県の農業試験場で1936年に命名され、その後、日本を代表する酒米として認知されています。山田錦は、主に酒造りに適した特性を持っており、高精白が可能な心白を持っています。この特性により、吟醸酒や大吟醸酒の製造に特に重宝されています。 その栽培は非常に難易度が高く、倒伏しやすい性質や低い耐病性が課題とされますが、特に兵庫県三木市や加東市にある特A地区で生産された山田錦は、その品質が最上級とされています。心白が小さく、たんぱく質の含有が少...

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吟醸香とは、吟醸造りの日本酒に特有の香りで、主に花や果物を思わせる華やかな香りを指します。この香りは、酵母由来のエステル類、特に酢酸イソアミルやカプロン酸エチルが主体となっています。吟醸香には、バナナやメロン、リンゴなどのフルーティな要素が含まれ、これらが複雑に絡み合うことで、非常に魅力的な香りを生み出します。この香りは、吟醸酒の特徴的な風味を形成する重要な要素であり、テイスティングの際にはまず香りを楽しむことが推奨されます。

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杜氏(とうじ)とは、酒蔵において酒造り全般を指揮する最高責任者のことを指します。杜氏は、酒造りを担う職人集団の長であり、酒の品質や製法に大きな影響を与える存在です。地域によって南部杜氏や越後杜氏、丹波杜氏などと呼ばれる杜氏の集団があり、それぞれ異なる伝統や技術を持っています。そのため、杜氏が変わると酒の味やスタイルにも変化が見られることがあります。 近年、杜氏の平均年齢は約65歳に達し、後継者の育成が急務となっています。杜氏は、蔵の運営や醪(もろみ)の仕込み・管理といった重要な業務を行い、日本...

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