貯蔵年数
ちょぞうねんすう貯蔵年数とは、日本酒が貯蔵容器に保管されてから出荷されるまでの期間を指します。この期間は、製法品質表示基準に基づいており、貯蔵が始まった翌日から貯蔵を終えた日までを算出します。貯蔵年数が1年未満の場合は、その端数を切り捨てて年数が表示されます。一般的に、貯蔵年数が長い日本酒はまろやかさや深い味わいを持つとされ、飲み頃や特徴も異なるため、購入や楽しむ際の重要な指標となります。
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仕込み
仕込みとは、日本酒の醸造過程における重要な工程で、原材料である麹、蒸米、水を混ぜ合わせて、酛(酒...
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移出価格
移出価格とは、酒類を製造元から出荷する際に設定される価格であり、酒税を含まない生産者による販売価...
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パスカルの原理
パスカルの原理とは、閉じ込められた液体に作用する圧力がその液体全体に均等に伝わるという物理法則で...
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白米歩合とは、酒造りにおいて、醪(もろみ)の中に占める白米の割合を示す指標です。この値は、留仕込...
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生もと
生もと(なまもと)は、伝統的な方法で酒母を作る技法のひとつです。この製法では、麹(こうじ)、蒸米...
製法品質表示基準とは、日本酒(清酒)の製造方法や品質に関する情報を消費者に正確に伝えるための基準を指します。この基準に従って、各銘柄は酒の原料や製造過程、特性などを表示しなければなりません。具体的には、使用される米の種類、精米歩合、水の源、製造方法(例:普通酒、純米酒、吟醸酒など)、アルコール度数などが含まれます。これにより消費者は自分の好みに合った日本酒を選ぶことができ、また透明性のある市場を促進することが目的とされています。製法品質表示基準は、日本酒の品質を鑑みる重要な要素であり、信頼性...
詳細を見る貯蔵とは、日本酒を火入れした後に一定期間寝かせて香味を熟成させるプロセスを指します。この期間中、日本酒は味や香りがまろやかになり、全体的なバランスが整います。一般的には、タンク内で熟成が行われますが、一部の蔵では瓶詰め後も低温で保管し、瓶貯蔵することがあります。このような貯蔵方法によって、酒質がさらに向上し、独特の風味が増すことが期待されます。
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