土佐錦
とさにしき土佐錦(とさにしき)は、高知県が独自に開発した日本酒用の酒米です。1994年に誕生し、酒造適性を高めるための試験や改良が行われてきました。土佐錦は大粒で、タンパク質含量が少ないため、酒造りにおいて優れた特性を持っています。そのため、吸水性が良く、雑味の少ない、クリアですっきりとした味わいの淡麗辛口の日本酒を醸すことができます。この特徴から、高知県での日本酒造りにおいて非常に重要な役割を果たしています。
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アルコール
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詳細を見る雑味とは、日本酒の味わいにおいて不快感を伴う要素を指します。一般的には、味のバランスが崩れた状態において現れるもので、特に苦味や渋みが強く感じられる場合に使われます。これらの雑味は、他の味わいとの調和が取れていない結果として現れるため、清酒の品質や風味の評価において一个重要な指標とされます。清澄な味わいに対して「雑味」は「きたない味」と形容されることもありますが、これは日本酒の本来の旨味や香りが損なわれていることを示唆しています。雑味が多すぎると、日本酒の飲みごたえは損なわれ、満足度は低下す...
詳細を見る「酒米」とは、日本酒の製造に使用される米を指します。この中には、「酒造好適米」と呼ばれる特に日本酒造りに適した品種と、日常的に食べられる「飯用一般米」も含まれます。日本酒の品質や風味に大きく影響を与えるため、酒米はその種類や特性が重要視されます。酒造好適米として広く知られているのは「山田錦」「五百万石」「愛山」などで、それぞれの特性が日本酒の味わいや香りに独自の個性をもたらします。一般米の中には、酒造用に使用できる品種もあり、それらも総じて「酒米」と称されることがありますが、通常は酒造好適米...
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