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等外米

とうがいまい

等外米とは、農産物検査法に基づく検査基準を満たさず、合格品として認められない玄米のことです。このため、一般的には「屑米(くずまい)」や「砕米(さいまい)」と呼ばれ、米の品質が低いため食用としては適さないことが多いです。等外米は、通常、政府による取り扱いがなく、主に飼料や工業用など他の用途に用いられることがあります。品質を評価する際には、外観や粒の大きさ、整った形状などが重要な基準となります。

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農産物検査法とは、日本の農産物に関する品質や規格を保証するために、国が実施する検査制度を定めた法律です。この法律の目的は、農産物の公正かつ円滑な取引を促進することや、その品質の向上を助けることです。また、農業経済の発展や消費の合理化にも寄与します。農産物検査法に基づいて、具体的な銘柄や基準が定められた農産物規格規程が制定されており、これにより水稲うるち玄米や醸造用玄米などが規格に従って検査されることで、消費者に安心して利用できる品質の農産物が提供されることを目指しています。

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玄米とは、稲の籾から脱穀され、籾殻が取り除かれた状態の米のことを指します。玄米は、白米と異なり、外皮や胚芽が残っているため、栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。このため、健康志向の高まりを受けて、玄米を使った日本酒も増えてきています。日本酒の製造においては、玄米を使用した場合、白米よりも香りや味わいに独自の特性が出ることが多く、個性的な日本酒を楽しむことができます。

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屑米(くずまい)とは、酒造りにおいて使用される米の中でも、品質が劣るものを指します。具体的には、澱粉の集積度が不十分で、精米過程で砕けやすい特性を持つ米です。屑米には、実がない米を指す「しいな米」や、澱粉集積度が不十分である「死米」、未熟な状態の「未熟米」など、さらに細分化された種類があります。これらの米は、旨味や香りを作り出すために必要な澱粉を十分に蓄えておらず、そのため日本酒の品質向上には適さないとされています。酒造りでは、良質な米を選ぶことが重要であり、屑米は通常、酒の原料としては使用...

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