• 日本酒
  • 酒蔵
  • 銘柄

メタカリ

めたかり

メタカリ(メタ亜硫酸カリウム)とは、酸化防止剤として使用される化合物で、日本酒の製造過程においては黒粕の発生を抑えるために利用されます。食品衛生法ではこの名称が使われており、使用する際にはその旨の表示が義務付けられています。日本酒においてメタカリは、品質を保持し、風味を損なわないようにするための重要な役割を果たしています。

関連用語

酸度

酸度は、日本酒に含まれる酸の量を示す指標であり、通常は1.0〜2.0の範囲で表されます。この数字が大き...

酒米

「酒米」とは、日本酒の製造に使用される米を指します。この中には、「酒造好適米」と呼ばれる特に日本...

熟成

熟成とは、日本酒が一定期間貯蔵される過程を指します。この過程では、火入れを施した清酒をタンクや瓶...

純米酒

純米酒は、白米、米麹、水を原料として醸造された清酒の一種です。精米歩合は70%以下で、米と米麹のみ...

発酵

発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主...

瓶詰め

瓶詰めは、日本酒の製造工程の重要なステップであり、清酒を最終的な容器である瓶に詰めることを指しま...

冷やおろし

冷やおろしとは、春先に製造された日本酒を火入れ後、一夏の間熟成させてから、外気温と同じ温度になっ...

古酒

古酒とは、製造年度内に造られた新酒に対し、貯蔵期間を経て出荷・提供される日本酒を指します。一般的...

アルコール収得歩合

アルコール収得歩合とは、特定の量の原料(主に白米)から生成される清酒の中に含まれる純アルコールの...

吟醸香

吟醸香とは、吟醸造りの日本酒に特有の香りで、主に花や果物を思わせる華やかな香りを指します。この香...

食品衛生法は、日本における食品の安全性を確保するための法律です。この法律は、食品が原因となる衛生上の危害を防ぎ、公衆衛生の向上を目指すことを目的としています。これには、製造、加工、販売に関わる全ての段階での食品の衛生管理基準が定められており、事業者は適正な衛生管理を行うことが求められています。また、食品の表示や保管方法、衛生検査についても具体的な規定が設けられています。この法令により、消費者は安全で安心な食品を享受することができ、特に日本酒などの酒類に関しても、適切な品質管理が実施されています。

詳細を見る

カリウムは、日本酒の製造過程において重要な役割を果たす成分の一つで、特に仕込み水に含まれています。元素記号はKで表され、麹菌や酵母の発育を助ける効果があります。そのため、カリウムは日本酒の品質向上に寄与します。しかし、カリウムが過剰になると、製麹や醪の過程で温度が急激に上昇し、管理が難しくなる可能性があります。このため、適切なカリウムの含有量を維持することが、日本酒の安定した醸造にとって非常に重要です。

詳細を見る

黒粕とは、日本酒の製造過程で生成される酒粕の一種であり、表面に黒または褐色の斑点が現れた状態を指します。この斑点は、主に麹菌が生産する酸化酵素によって引き起こされるもので、発生すると見た目や風味に影響を及ぼすことがあります。黒粕の発生を防ぐためには、褐変性の少ない麹菌を選ぶことが重要であり、また、ビスルファイト(亜硫酸カリウム)などの添加物も用いられることがあります。これにより、酒の品質を保つことが可能となります。

詳細を見る

酸化とは、物質が酸素と化合する現象を指します。日本酒においては、酸化が進むことで香味成分に悪影響を及ぼす場合があります。具体的には、空気中の酸素が日本酒と接触することで、風味が変化したり、嫌な香りが発生したりすることがあります。そのため、日本酒の保存や取り扱いにおいては、酸素と接触を避けることが重要です。酸化は自然の過程であり、その進行は温度や光の影響を受けるため、適切な管理が必要です。

詳細を見る