仲添え
三段仕込み(さんだんしこみ)とは、日本酒の醸造において用いられる醪(もろみ)の仕込み方法の一つです。この方法では、全ての原料を一度に仕込むのではなく、3段階に分けて順次添加することで、酵母の活性をコントロールし、雑菌のリスクを低減します。 具体的には、まず酒母(しゅぼ)をタンクに入れ、その後、麹(こうじ)や蒸米(むしまい)、水を3回に分けて追加します。最初の仕込みが「初添え(はつぞえ)」で、ここでは酒母に対して2倍の量の麹や蒸米を加え、全体の約14%が供給されます。2日目は「踊り」と呼ばれる休養日で...
詳細を見る仕込みとは、日本酒の醸造過程における重要な工程で、原材料である麹、蒸米、水を混ぜ合わせて、酛(酒母)や醪(もろみ)を作ることを指します。この過程では、まず水と麹を混ぜた「水麹」に蒸米を加え、混ぜ合わせて一定の温度に保ちます。この温度管理が、発酵の進行に大きな影響を与え、酒の風味や香りを決定づけるため非常に重要です。仕込みは通常、数回に分けて行われ、最終的に醪が形成され、アルコール発酵が進行します。
詳細を見る蒸米とは、麹づくりや酒母、醪(もろみ)造りに用いるために、特別に蒸したお米のことを指します。蒸米は、まず白米を洗浄し、水に浸漬させてから蒸し上げます。このプロセスにより、米は柔らかくなり、酵母や麹菌が働きやすい状態になります。蒸米は、日本酒の醸造において非常に重要な素材であり、酒の風味や香りに大きな影響を与える役割を果たします。
詳細を見る発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主に酵母が糖をアルコールと二酸化炭素に変換することで、酒を醸造します。発酵は、呼吸と異なり、基質が完全に酸化されることはなく、その過程でアルコールや有機酸などの有用な物質が生成されるのが特徴です。これにより、酒独特の風味や香りが生まれ、風味豊かな日本酒ができあがります。発酵は、酒造りにおいて非常に重要な工程であり、温度や時間、酵母の種類などによってその結果が大きく変わります。
詳細を見る麹(こうじ)は、主に米や麦に対して麹菌(こうじきん)を繁殖させたもので、日本酒を始めとする発酵食品の製造に不可欠な役割を果たします。特に日本酒の醸造においては、蒸した米に黄麹菌を育成させた米麹が使用され、この中で生成される酵素が重要です。 麹の成分には、米の中に含まれるデンプンをブドウ糖に変換するためのアミラーゼなどの糖化酵素や、米の蛋白質をアミノ酸に分解するための酵素が含まれています。これにより、米から得られる糖やアミノ酸が酒母やもろみの発酵を助け、日本酒特有の風味や香りを生み出します。 ...
詳細を見る関連用語
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酒米
「酒米」とは、日本酒の製造に使用される米を指します。この中には、「酒造好適米」と呼ばれる特に日本酒造りに適した品種と...
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発酵
発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主に酵母が糖をアルコー...
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育てもと
育てもとは、日本酒の製造過程において使用される酒母(しゅぼ)の一種で、特に生もと系の酒母を指します。生もとは、米、米...
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アンモニア
アンモニアは化学式NH3で表される化合物で、醸造用水においては重要な指標の一つです。水中のアンモニア濃度が0.1ppmを超える...
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涼冷え
「涼冷え」とは、日本酒を冷やして楽しむ際の温度帯の一つで、主に15℃前後の温度を指します。この温度帯は、日本酒の豊かな香...
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花酵母
花酵母とは、自然界に存在する花から分離された酵母であり、日本酒造りにおいて特に優れた特性を持つとされています。この酵...