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古米臭

こまいしゅう

古米臭とは、古くなった米に由来する特有の臭いで、日本酒においては品質の低下を示すサインとされています。この臭いは主に、酸化した脂肪酸やその分解物から生成され、米の鮮度が失われることで発生します。古米を使用した日本酒では、香りや風味が損なわれるため、飲用時に不快感を与えることがあります。したがって、清酒の製造には新鮮な米を使用することが重要です。

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脂肪酸とは、脂肪を構成する重要な有機化合物の一種であり、炭素鎖の末端にカルボキシル基(−COOH)を持つ化合物です。脂肪酸はその性質に基づいて、大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されます。飽和脂肪酸は、炭素間に二重結合を持たず、例としてパルミチン酸やステアリン酸が挙げられます。一方、不飽和脂肪酸は、炭素間に一つ以上の二重結合を持ち、オレイン酸やリノール酸などがあります。日本酒においては、脂肪酸が香りや味わいに影響を与える要素として重要であり、特に発酵過程で生成される脂肪酸が、酒の風味や口当たりに...

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酸化とは、物質が酸素と化合する現象を指します。日本酒においては、酸化が進むことで香味成分に悪影響を及ぼす場合があります。具体的には、空気中の酸素が日本酒と接触することで、風味が変化したり、嫌な香りが発生したりすることがあります。そのため、日本酒の保存や取り扱いにおいては、酸素と接触を避けることが重要です。酸化は自然の過程であり、その進行は温度や光の影響を受けるため、適切な管理が必要です。

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清酒(せいしゅ)は、日本酒を指し、米と水を主成分として発酵させて作られる酒類です。醪(もろみ)を漉すことによって、澄んだ酒に仕上げられる点から「清酒」という名称が生まれました。また、清酒は特に醸造アルコールを添加せず、純粋に米の成分から生成されたものを指す場合が多いです。飲み方や提供方法も多様で、和食との相性が良く、冷やしても、温めても楽しむことができます。最も代表的な日本の伝統的な酒であり、国内外で高く評価されています。

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古米とは、収穫された年の米とは異なり、前年度に収穫された米を指します。通常、日本の米の収穫は毎年秋に行われるため、古米はその収穫された年の米と比較して、少なくとも1年以上経過したものとなります。日本酒においては、古米の使用は特に醸造におけるいくつかの効果をもたらします。古米は水分が減少しているため、糖分の発酵率が高まることがありますが、同時に風味や香りも変化するため、古米を使用した酒造りは独特の熟成感を持つ日本酒に仕上がることがあります。ただし、古米の品質が低下している場合もあり、酒造りに使用...

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