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口中香

こうちゅうか

口中香(こうちゅうか)とは、日本酒を口に含んで舌や口内で味わいながら、鼻から息を出すことで感じる香りのことを指します。この香りは、酒の風味を深め、飲む体験を豊かにする重要な要素です。また、口中香は「含み香(ふくみか)」とも呼ばれ、酒が口内に残る際に鼻の奥で感じる複雑な香りを楽しむことができます。口中香は、酒の種類や仕込み方法、使用される米や水によって異なるため、酒の個性を知る手がかりともなります。

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含み香(ふくみか)とは、日本酒を口に含んだ後、飲んだ際に鼻から抜ける香りのことを指します。この香りは、酒をすすりながら口内でゆっくりと広げ、呼気を通じて再び感じることができるため、非常に重要な要素です。含み香は酒の風味を深く理解する手助けとなり、口中香(こうちゅうか)とも呼ばれます。また、アフターフレーバーとも関連し、飲んだ後に残る香りのことを示します。この特徴により、様々な日本酒の個性や特徴を楽しむことができます。

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仕込みとは、日本酒の醸造過程における重要な工程で、原材料である麹、蒸米、水を混ぜ合わせて、酛(酒母)や醪(もろみ)を作ることを指します。この過程では、まず水と麹を混ぜた「水麹」に蒸米を加え、混ぜ合わせて一定の温度に保ちます。この温度管理が、発酵の進行に大きな影響を与え、酒の風味や香りを決定づけるため非常に重要です。仕込みは通常、数回に分けて行われ、最終的に醪が形成され、アルコール発酵が進行します。

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