• 日本酒
  • 酒蔵
  • 銘柄

釜屋

かまや

釜屋(かまや)とは、日本酒の製造過程において重要な役割を担う蔵人の一つです。釜屋は主に蒸米作業を担当し、米を蒸すプロセス全般を管理・運営します。蒸し加減や時間を見極めることで、酒米の特性を引き出し、酒の品質に大きな影響を与えます。また、釜屋は他の職制との連携も求められ、効率的な作業を行うための重要なポジションです。良い釜屋は、酒造りの成功に直結するため、その技術と経験が非常に重視されています。

関連用語

仕込み

仕込みとは、日本酒の醸造過程における重要な工程で、原材料である麹、蒸米、水を混ぜ合わせて、酛(酒...

発酵

発酵とは、微生物が基質を分解し、エネルギーを得る過程のことを指します。日本酒の製造においては、主...

寒造り

寒造りとは、主に冬から春にかけての最も寒い時期に行われる日本酒の醸造方法を指します。この期間は、1...

容量パーセント

容量パーセントとは、特定の液体中に含まれる溶質の割合を示す指標で、一般的には溶液100mlあたりに含ま...

初添

初添(はつぞえ)とは、日本酒の製造過程における「添仕込」のことを指します。具体的には、もろみの発...

コハク酸

コハク酸は、清酒において重要な役割を果たす有機酸の一つで、乳酸と並んで最も多く含まれる成分です。...

枯草菌

枯草菌(こそうきん)は、土壌中や植物の表面に広く存在する細菌の一種で、特に高いα-アミラーゼを分泌...

和釜

和釜(わがま)は、主に日本酒の製造過程で用いられる伝統的な蒸し器の一種です。特に三州釜として知ら...

基質特異性

基質特異性とは、特定の酵素が作用できる基質(化学反応を受ける物質)の種類が限られていることを指し...

醸造用玄米

醸造用玄米とは、日本酒の製造に特化したお米のことを指します。これは農産物検査法に基づき、清酒の製...

「酒米」とは、日本酒の製造に使用される米を指します。この中には、「酒造好適米」と呼ばれる特に日本酒造りに適した品種と、日常的に食べられる「飯用一般米」も含まれます。日本酒の品質や風味に大きく影響を与えるため、酒米はその種類や特性が重要視されます。酒造好適米として広く知られているのは「山田錦」「五百万石」「愛山」などで、それぞれの特性が日本酒の味わいや香りに独自の個性をもたらします。一般米の中には、酒造用に使用できる品種もあり、それらも総じて「酒米」と称されることがありますが、通常は酒造好適米...

詳細を見る

蔵人(くらびと)とは、日本酒を製造する酒蔵で、実際に醪(もろみ)づくりに従事する職人のことを指します。彼らは、杜氏(とうじ)と呼ばれる技術責任者の指導のもと、酒の仕込みや発酵管理などを行い、高品質の清酒を生み出す重要な役割を担っています。蔵人は伝統的な技術や知識を継承し、時には新しい製法を取り入れながら、米、水、酵母という基本的な原料から日本酒を造る熟練の技術者です。日本酒の風味や品質は、蔵人の技術と情熱によって大きく左右されます。

詳細を見る

蒸米とは、麹づくりや酒母、醪(もろみ)造りに用いるために、特別に蒸したお米のことを指します。蒸米は、まず白米を洗浄し、水に浸漬させてから蒸し上げます。このプロセスにより、米は柔らかくなり、酵母や麹菌が働きやすい状態になります。蒸米は、日本酒の醸造において非常に重要な素材であり、酒の風味や香りに大きな影響を与える役割を果たします。

詳細を見る

蒸しとは、日本酒の醸造過程において、酒米を加熱処理する工程のことを指します。この工程では、甑(こしき)と呼ばれる蒸し器を使い、米に蒸気を通すことで米を柔らかくしていきます。蒸しによって、米のデンプンが gelatinization(ゼラチン化)し、酵母が糖分を利用しやすくなります。この重要な工程は、酒の風味や香りを形成する基盤となるため、酒造りの中でも欠かせないステップです。

詳細を見る