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津南醸造は、Sustainable Food Night #26 にドリンクパートナーとして参加し、日本酒を提供しました

公開:2025/05/27

更新:2025/05/27

酒ガイド編集部

「Sustainable Food Night #26」にて、津南の日本酒を提供する津南醸造代表の鈴木

津南醸造株式会社(所在地:新潟県中魚沼郡津南町、代表取締役:鈴木健吾)は、2025年5月20日に東京で開催された「Sustainable Food Night #26」(主催:Sustainable Food Asia株式会社)に、ドリンクパートナーとして参加いたしました。イベントでは、日本酒を通じてサステナブルな食文化に寄与する可能性のある発酵の魅力を発信しました。

本イベントは「FIVE WINを実現するイノベーション〜米発酵で作るしあわせ甘味料〜」をテーマに、発酵の未来と米の可能性について、登壇者と参加者が活発に議論が交わされる場になりました。株式会社オリゼの代表・小泉氏によるプレゼンテーションや、甘酒やグラノーラなど米由来のプロダクトの試食も行われ、参加者にとって新たな食の価値について理解を深める機会になりました。

津南醸造からは、下記の3種の日本酒を提供しました:

つなん 白:令和6酒造年度において、名誉ある「新潟県知事賞」を受賞した代表銘柄。
GO LUNAR:新しい発酵熟成技術を用いた、津南醸造の未来志向の限定酒。
GO SPARKLING GOLD:発酵の力を活かした、華やかで繊細なスパークリング日本酒。

本イベントには、津南醸造代表の鈴木健吾も参加し、研究開発や発酵の社会実装に関する意見交換も行われました。津南醸造は、今後も発酵文化を軸に、地域資源を活かした日本酒づくりを通じて、持続可能な未来の食文化に貢献してまいります。

Sustainable Food Asia株式会社について

食の新しいスタンダードを創造する、というパーパスを掲げてSustainable Food Asiaはスタート致しました。現在、アジアではサステナブルな食産業を支えるためのフードテックベンチャーが数多く生まれています。弊社は、これらベンチャーが生み出す新規素材と日本の食関連企業の持つ技術を掛け合わせることで、次世代へと繋がる、持続可能な食産業の基盤を構築致します。
https://sustainablefoodasia.com/

株式会社オリゼについて

私たちは、米由来の発酵甘味料「オリゼ甘味料」を通じて人々の健康増進や社会課題の解決に取り組み、未来の子供たちや地球にとってより良い環境を作る、循環型社会を作り出すことを目指しています。当社のミッションである「FIVE WIN」は、生活者・生産者・地球環境・伝統文化、企業成長を目指す”五方よし”の実現に向けた価値提供を行っています。発酵技術を駆使して社会課題を解決し、食だけにとどまらないイノベーションを起こしていきます。
https://www.oryzae.site/

津南醸造株式会社について

津南醸造株式会社は、新潟県中魚沼郡津南町に本社を構える日本酒を生産する酒蔵です。日本有数の豪雪地帯に位置し、標高2,000m級の山々から湧き出る天然水を仕込み水として活用しています。地元産の酒米五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を用いた酒造りは、自然との共生と革新を融合させたスタイルを特徴とし、「Brew for Future〜共生する未来を醸造する〜」をブランドコンセプトに掲げています。2025年には、醸造技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」において、新潟県知事賞(第1位)を受賞。
https://tsunan-sake.com/

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