灘目
なだめ灘目(なだめ)とは、日本酒の名産地である兵庫県の一部を指し、特に日本酒の酒造りにおいて重要な地域のひとつです。この地域は、古くから良質な米と清らかな水に恵まれており、江戸時代から続く酒蔵が数多く存在します。灘目は、上灘目郷と下灘目郷、今津郷からなる「灘目三郷」としても知られており、明和年間(1764年〜1772年)にはその名で広く称えられました。灘目の酒は、特に辛口でしっかりとした味わいが特徴で、多くの人に愛されています。この地方の独自の気候と地形が、日本酒の風味に大きな影響を与えています。
関連用語
-
山田錦
山田錦は、日本酒の製造において最も重要な酒造好適米の一つです。兵庫県の農業試験場で1936年に命名さ...
-
清酒
清酒(せいしゅ)は、日本酒を指し、米と水を主成分として発酵させて作られる酒類です。醪(もろみ)を...
-
地酒
地酒(じざけ)とは、特定の地域で生産された日本酒を指します。通常、その地域の気候や水質、地元の米...
-
槽
槽(ふね)とは、日本酒の製造過程において、醪(もろみ)を圧搾して清酒と酒粕に分離するために使用さ...
-
嫌気性菌
嫌気性菌は、酸素の有無にかかわらず生育することができる微生物です。これには、酸素環境でも成長でき...
-
FY
FY(Fiscal Year)は、会計年度のことを指し、企業や政府機関などが収入や支出を整理・分類するために設...
-
協会酵母
協会酵母とは、財団法人日本醸造協会が提供する純粋培養の酒造用酵母のことを指します。これらの酵母は...
-
硬質米
硬質米とは、酒造りに使用される米の一種で、一般的に白米が水分を吸収しにくく、蒸した際の手触りが硬...
-
発泡酒
発泡酒とは、炭酸ガスを含んだお酒の一種であり、一般的にはビールとは異なる製法で作られる酒類を指し...
-
仕込配合
仕込配合とは、日本酒を造る際に必要な原料の比率や量を示すものです。この配合には、使用する白米、水...
下灘目郷(しもなだめごう)は、かつて存在した日本酒の産地であり、特に明和年間(1764年〜1772年)に「灘目三郷」として知られていました。この郷は、現在の灘五郷の西側に位置し、地域の酒造りにおいて重要な役割を果たしていました。しかし、時代の変遷とともにこの地域の酒造りは変化し、現在ではそれぞれの郷の名前は失われています。下灘目郷を含む灘目三郷は、歴史的な日本酒文化の一部として紀録され、当時の酒づくりの技術や風味に影響を与えた地域でした。
詳細を見る上灘目郷は、日本の兵庫県神戸市南東部に位置する地域で、現在の灘五郷の一部を成しています。この地域には西郷、御影郷、魚崎郷が含まれており、日本酒の生産が盛んなところです。明和年間(1764年〜1772年)には、上灘目郷と下灘目郷、および今津郷がまとめて「灘目三郷」と呼ばれることもありました。灘五郷は日本酒の名醸地として知られ、特に上灘目郷はその中でも重要な役割を果たしています。
詳細を見る今津郷は、兵庫県西宮市南東部に位置する日本酒の産地で、灘五郷の一つです。明和年間(1764年〜1772年)には、上灘と下灘が合併して「灘目三郷」と称され、歴史的な背景を持つ地域でもあります。今津郷は良質な水源に恵まれ、米の生産も盛んなため、酒造りに理想的な環境が整っています。地元の酒蔵では、伝統に基づいた技術を駆使して、風味豊かな日本酒が醸造されています。今津郷の日本酒は、その香りや味わいが特徴で、日本酒愛好者にとって魅力的な選択肢となっています。
詳細を見る辛口とは、日本酒の味わいの一つで、一般的に甘さが少なく、すっきりとした飲み口を持つことを指します。この表現は、ワインの「ドライ」に近い場合が多いです。辛口の日本酒は、通常、日本酒度がプラス(+)の数字で示され、数字が大きいほど辛口の印象が強くなります。 辛口の日本酒は、酸味やアルコール度数、香りの要素が絡み合い、個々の飲む人によって感じ方が異なることがあります。甘口と対照的に、辛口の酒は糖分が少なく、すっきりとした後味が特徴とされることが多く、和食やおつまみとの相性も良いとされています。
詳細を見る