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コンビニで買える日本酒缶「菊水ふなぐち」がIWCで2度目の快挙。IWC (インターナショナルワインチャレンジ)2025でゴールドメダルを受賞

公開:2025/06/17

更新:2025/06/17

酒ガイド編集部

菊水酒造株式会社(本社:新潟県新発田市 代表取締役社長:髙澤大介)は、4月にロンドンで審査が行われた世界最大規模のワイン品評会「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ) 2025」のSAKE部門において、缶入り生原酒「菊水ふなぐち」が本醸造部門でのゴールドメダルを獲得しました。IWCでの「菊水ふなぐち」のゴールドメダルは、2014年に続き2度目の受賞となります。

缶入り日本酒「菊水ふなぐち」の誕生は1972年(昭和47年)。かつて蔵でしか味わえなかった味わい

■IWC2025審査員によるテイスティングコメント
エレガントで奥行きのある味わい。白い花の優雅な香りに包まれ、メレンゲの軽やかな甘さとミントの爽やかさが織りなす調和。そして余韻には心地よい甘さが広がり、食欲をそそるような魅惑的な後味が長く続きます。(原文訳)
【Tasting Notes】

This elegant and complex sake has white flowers, meringue, mint, and a caressing sweetness, followed by a long, mouthwatering finish. Serve it with grilled Hispi cabbage or sprouting broccoli.

https://www.internationalwinechallenge.com/canopy/beverage_details?sid=20248

■インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2025とは
毎年ロンドンで行われている世界最大級のワインコンテスト。2025年のSAKE部門は

普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」「熟成」の10カテゴリーに分けられ、それぞれの部門でブラインドテイスティングによる審査が行われました。
【公式サイト】 http://www.sakesamurai.jp/iwc25_medal.html

IWC2014の受賞リストはこちら http://www.sakesamurai.jp/iwc14_medal.html

まるで果実。世界で楽しめるしぼりたての味わい

「菊水ふなぐち」は、缶を開けた瞬間に広がるフレッシュな香りと、濃厚で奥深い旨みが特徴です。その鮮度あふれる果実のような味わいと、ハンディな缶入りならではの手軽さから、いつでも、どこでも「しぼりたて」を楽しむことができる日本酒として、多くのご愛飲家に親しまれています。発売は1972年、当時門外不出であったデリケートな「生」の酒を、3年に及ぶ試行錯誤の末に商品化に成功。口コミで全国にファンを広げ、200ml缶の国内の累計出荷本数は既に3億本(※2)を突破、海外20の国と地域にファンを広げ、現在はそのフレッシュな味わいは、世界でもご堪能いただくことができます。

海外でも缶のまま飲むのがクールと好評。

2度目の栄えある受賞を励みとしながら、発売から半世紀を越えた今も変わらず、いつもの「菊水ふなぐち」をお届けできるよう努めてまいります。アルミ缶入りの菊水の生原酒をお見かけした際には、是非お手に取ってお楽しみください。

■商品情報

 商品名:菊水ふなぐち

 容量:200ml缶 / 500ml缶 / 1,500mlパウチ

 品目:日本酒
 製法:本醸造生原酒
 精米歩合:70%
 アルコール分:19度
 原材料名:米、米こうじ、醸造アルコール
 原料米:新潟県産米100%
 おいしい飲み方:冷やして/ロックで/炭酸をプラスした酒ハイ

 味わい:下図チャート

一般的な日本酒の味わいと比べて、際立つ深いコクが特徴的

※1:1972年10月~2017年11月(出荷ベース・自社データ)200ml缶のみ

※2:1972年11月に日本で初めて生原酒缶を商品化 (株)コミュニケーション科学研究所調べ(2010年1月)

※「ふなぐち」は菊水酒造株式会社の登録商標です。

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