• 日本酒
  • 酒蔵
  • 銘柄

冷香

れいか

冷香(れいこう)とは、日本酒において、冷やした状態で感じられる香りのことを指します。この香りは、特に純米酒吟醸酒などの高品質な日本酒で際立ち、フルーティーで華やかなアロマが楽しめます。また、冷香は、米の旨味や酒造りに用いる水の性質を表す重要な要素であり、温度によって香りの感じ方が変わるため、冷やして飲むことでより良い香りを楽しむことができます。一般的には、冷香は若干の「ツワリ香」や、生酒の持つ新鮮さと関連づけられることもありますが、その本質は日本酒の品質や醸造方法に深くかかわっています。

関連用語

清酒

清酒(せいしゅ)は、日本酒を指し、米と水を主成分として発酵させて作られる酒類です。醪(もろみ)を...

水素イオン濃度

水素イオン濃度(pH)は、溶液の酸性やアルカリ性の程度を示す指標です。pHは0から14までの数値で表され...

ペアリング

ペアリングとは、お酒と料理の相性を考慮して、互いの味わいや香りを引き立てるように組み合わせること...

農産物検査法

農産物検査法とは、日本の農産物に関する品質や規格を保証するために、国が実施する検査制度を定めた法...

育てもと

育てもとは、日本酒の製造過程において使用される酒母(しゅぼ)の一種で、特に生もと系の酒母を指しま...

清澄法

清澄法は、日本酒の製造過程において、酒の透明度を高め、品質を向上させるための技術です。具体的には...

汲掛け

汲掛け(くみかけ)は、日本酒の醸造過程において重要な技術の一つです。主に酒母の仕込み後、蒸米が膨...

蛋白混濁

蛋白混濁(たんぱくこんだく)は、日本酒の透明度が低下し、白濁した状態を指します。この現象は、火入...

色戻り

色戻りとは、活性炭濾過を施した清酒が、後日再び色を濃くする現象を指します。この現象は、濾過の際に...

食前酒

食前酒とは、食事の前に飲まれるお酒のことを指し、主に食欲を増進させる目的で楽しむものです。食前酒...

純米酒は、白米、米麹、水を原料として醸造された清酒の一種です。精米歩合は70%以下で、米と米麹のみを使用しているため、添加物や醸造アルコールは一切含まれていません。このため、純米酒はお米本来の風味を存分に楽しむことができ、豊かな味わいを持つことが特徴です。 製法品質表示基準に基づいて、純米酒は特定名称酒の一つとして認定されています。この基準によれば、香味や色沢が良好であることが求められていますが、厳密な精米歩合の基準は設定されていません。一般的に純米酒は、しっかりとした味わいと芳醇な香りが楽し...

詳細を見る

吟醸酒は、日本酒の特定名称酒の一つであり、原料として精米歩合60%以下の白米、米麹、水、さらに場合によっては醸造アルコールを使用します。吟醸酒は、その製造過程において低温でじっくりと発酵させる「吟醸造り」技法が用いられ、これにより華やかでフルーティーな香りと、すっきりとした淡麗な味わいが特徴となります。 具体的には、精米歩合が60%以下である白米を使用し、香味や色合いが良好な清酒として仕上げられます。醸造アルコールは原料白米の重量の10%を超えない範囲で使用されます。吟醸酒には、純米吟醸酒や大吟醸...

詳細を見る

生酒とは、搾りたての日本酒であり、出荷までに一切の加熱処理(火入れ)を行っていない清酒のことを指します。そのため、フレッシュな味わいや香りが特徴的で、醪(もろみ)を搾った直後の状態を楽しむことができます。生酒は、特に冷蔵保存が必要で、適切な温度で保管しないと風味が損なわれる恐れがあります。また、炭酸を含む場合もあることから、さまざまな飲み方が楽しめるのも魅力の一つです。そのフレッシュさゆえに、コクのある酒や熟成した酒とは異なり、軽快で爽やかな味わいが感じられるでしょう。

詳細を見る