• 日本酒
  • 酒蔵
  • 銘柄

  • ニュース・トピック

新生 金龍蔵ブランド「祥雲金龍」第2弾!初夏の季節限定商品「祥雲金龍 純米吟醸 木桶仕込み」扁平精米採用で5月15日発売スタート!

公開:2025/06/10

更新:2025/06/10

酒ガイド編集部

 株式会社一ノ蔵(宮城県大崎市松山、代表取締役社長 鈴木 整)は、金龍蔵の会限定商材「祥雲金龍 純米吟醸 木桶仕込み」を5月15日に発売した。

 本品は一ノ蔵金龍蔵(宮城県栗原市一迫)(※1)に唯一ある木桶を用いた純米吟醸酒としてリニューアル。木桶は保温性が高く、の品温は金属製タンクよりも1℃程度高く推移する。これにより生まれる爽やかな酸味が特徴となる。

 原料米は宮城県の酒造好適米「蔵の華」。原料米から雑味の元となる成分を効果的に取り除いた扁平精米を採用し、木桶仕込みの特徴である爽やかな酸味が加わったことで、スッキリと爽やかな味わいとキレイな香味のハーモニーが醸し出されるお酒に仕上がった。販売は全国71店の金龍蔵の会(※2)でのみ販売。

金龍蔵の木桶での仕込み
祥雲金龍 純米吟醸 木桶仕込み

商品名 祥雲金龍 純米吟醸 木桶仕込み

原材料名 米(宮城県産)、米こうじ(宮城県産米)

精米歩合 60% ※扁平精米

原料米 蔵の華100%

アルコール分 15%

税込希望小売価格 1.8L…3,960円 720ml…1,980円

※ 季節限定品

販売先 金龍蔵の会(全国71店)
購入先詳細は金龍蔵HP https://kinryugura.net/shop.html

冬の金龍蔵

※1金龍蔵とは

金龍蔵の歴史と『金龍』の由来

宮城県栗原市一迫、昔ながらの造り酒屋の風情を残し、岩山を背負うようにひっそりと佇む金龍蔵は文久二年(1862年)創業の歴史ある酒蔵です。

主に吟醸酒などの高級酒を寒造りで醸しています。南部杜氏伝統の手づくりの技は今日まで変わることなく蔵人たちの手で守り続けられてきました。

蔵を構える一迫は、良質の米に恵まれた伊達家の御膳米産地であったことから「金田」の地名が残っています。さらに栗駒山を水源とする迫川が町内を悠々と流れ、良質な米と水は酒造りに適した自然環境です。

蔵名は蔵のある地名「金田」から「金」の字を、そして中国で水の神とされる「龍」の字をとり、「金龍蔵」と名づけられた。

ブランド名「祥雲金龍」について

祥雲(しょううん)は吉兆の雲を表します。黄金の龍が祥雲たなびく天空へと昇る姿にめでたさと縁起の良さを重ね、お客様により多くの幸が届きますようにと願いを込めて「祥雲金龍」と命名した。

※2金龍蔵の会とは

宮城県栗原市一迫にある弊社のもうひとつの蔵「金龍蔵」での昔ながらの寒づくり・小仕込み・手づくりを継承した酒造りに賛同された酒販店。全国71店が組織。

【お問合せ】
株式会社一ノ蔵
〒987-1393 宮城県大崎市松山千石字大欅14番地
電話0229-55-3322(代)
営業時間 平日9:00~17:00

・飲酒は20歳になってから・飲酒運転は法律で禁止されています
・妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります

関連記事

酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)とは、清酒醸造に特に適した特性を持つ米のことを指します。一般的に大粒で、心白(しんぱく)が多く含まれ、柔らかい軟質米です。そのため、米は蒸す際や麹を作る際に優れた性能を発揮します。 酒造好適米は、一般の食用米と比べ、タンパク質や脂質が少なく、吸水性が高いのが特徴です。このため、糖化されやすく、酒母や醪(もろみ)での酵素作用を受けやすくなります。 日本国内では、酒造好適米は農産物検査法に基づいて特別な規格が設けられています。代表的な品種には、「山田錦」(やまだ...

詳細を見る

純米吟醸酒は、精米歩合が60%以下の白米と米麹、水のみを原料とし、吟醸造りと呼ばれる特別な製法で醸造された日本酒です。この酒は、華やかな吟醸香が特徴であり、フルーティーでクリスプな味わいを楽しむことができます。純米吟醸酒は、醸造アルコールや糖類が無添加であり、米本来の風味が最大限に引き出されています。 この酒は、低温でじっくりと発酵させることで、精密な味わいと香りのバランスを保っています。麹歩合は15%未満ではなく、使用されることが求められます。また、特定名称酒の一種であるため、合成添加物を用いず...

詳細を見る

木桶仕込みとは、日本酒を造る際に木製の桶を使用して発酵させる製法のことです。伝統的な技法の一つであり、木の香りや風味が酒に移ることで、独特の風味を生み出します。木桶は通気性に優れ、微生物の活動を促進するため、発酵過程においても自然な環境を提供します。また、木桶は温度変化に対しても柔軟に対応できるため、安定した発酵を実現します。近年では、木桶仕込みを行う酒蔵は減少していますが、その伝統的な手法によって造られる日本酒は、深い味わいと豊かな香りが特徴です。

詳細を見る

精米歩合(せいまいぶあい)とは、玄米を精米した際に残る白米の割合をパーセントで示す指標です。具体的には、精米後の白米の重量を元の玄米の重量で割り、100を掛けることで計算されます。例えば、精米歩合が60%ということは、玄米の外側40%が削り取られ、残りの60%が白米として使用されることを意味します。 精米歩合が低いほど、より多くの外層が削られており、精白された部分が大きくなります。結果として、雑味が少なく、スッキリとした味わいの日本酒が造られることが多いです。一般的に、精米歩合が高い(外層を多く残してい...

詳細を見る

南部杜氏は、日本の代表的な杜氏(酒造りの技術者)集団の一つで、特に岩手県を中心に活動しています。日本三大杜氏の一つとして知られており、越後杜氏(新潟県)や但馬杜氏(兵庫県)と並んで評価されています。最盛期の昭和40年代には、約3,200人もの杜氏が加盟しており、その技術と風土に根ざした独自の酒造りが広まりました。南部杜氏は、優れた稲作地帯である岩手県の石鳥谷町が発祥であり、この地域の豊かな水と高品質な米を活かした日本酒が、高い評価を受けています。南部杜氏の酒造りは、伝統と革新のバランスを大切にし、繊...

詳細を見る

寒造りとは、主に冬から春にかけての最も寒い時期に行われる日本酒の醸造方法を指します。この期間は、11月から2月頃までが一般的です。低温の環境が酵母の活動をコントロールし、発酵がゆっくりと進むため、雑味が少なく、繊細で香り高い日本酒が生まれやすいとされています。寒造りは、酒質の向上を図るための重要な手法であり、冬の寒さを利用して自然の力で酒を醸すことが特徴です。

詳細を見る

吟醸酒は、日本酒の特定名称酒の一つであり、原料として精米歩合60%以下の白米、米麹、水、さらに場合によっては醸造アルコールを使用します。吟醸酒は、その製造過程において低温でじっくりと発酵させる「吟醸造り」技法が用いられ、これにより華やかでフルーティーな香りと、すっきりとした淡麗な味わいが特徴となります。 具体的には、精米歩合が60%以下である白米を使用し、香味や色合いが良好な清酒として仕上げられます。醸造アルコールは原料白米の重量の10%を超えない範囲で使用されます。吟醸酒には、純米吟醸酒や大吟醸...

詳細を見る

原料米とは、日本酒を造るために使用されるお米のことを指します。一般的に「酒造好適米」または「酒米」と呼ばれる特別な品種のお米が選ばれ、これらは日本酒の風味や品質に大きく影響を与えます。酒造好適米は、粒の大きさや含まれる澱粉の量、そして精米しやすさなどが考慮されており、代表的な品種には山田錦や五百万石、愛山などがあります。これらのお米は、高い精米歩合(白米として使う際に削る割合)が求められることが多く、そのために精米技術が重要な役割を果たします。良質な原料米を使用することで、より豊かな風味や香...

詳細を見る

仕込みとは、日本酒の醸造過程における重要な工程で、原材料である麹、蒸米、水を混ぜ合わせて、酛(酒母)や醪(もろみ)を作ることを指します。この過程では、まず水と麹を混ぜた「水麹」に蒸米を加え、混ぜ合わせて一定の温度に保ちます。この温度管理が、発酵の進行に大きな影響を与え、酒の風味や香りを決定づけるため非常に重要です。仕込みは通常、数回に分けて行われ、最終的に醪が形成され、アルコール発酵が進行します。

詳細を見る

雑味とは、日本酒の味わいにおいて不快感を伴う要素を指します。一般的には、味のバランスが崩れた状態において現れるもので、特に苦味や渋みが強く感じられる場合に使われます。これらの雑味は、他の味わいとの調和が取れていない結果として現れるため、清酒の品質や風味の評価において一个重要な指標とされます。清澄な味わいに対して「雑味」は「きたない味」と形容されることもありますが、これは日本酒の本来の旨味や香りが損なわれていることを示唆しています。雑味が多すぎると、日本酒の飲みごたえは損なわれ、満足度は低下す...

詳細を見る

蔵人(くらびと)とは、日本酒を製造する酒蔵で、実際に醪(もろみ)づくりに従事する職人のことを指します。彼らは、杜氏(とうじ)と呼ばれる技術責任者の指導のもと、酒の仕込みや発酵管理などを行い、高品質の清酒を生み出す重要な役割を担っています。蔵人は伝統的な技術や知識を継承し、時には新しい製法を取り入れながら、米、水、酵母という基本的な原料から日本酒を造る熟練の技術者です。日本酒の風味や品質は、蔵人の技術と情熱によって大きく左右されます。

詳細を見る

精米とは、玄米の表面を削り、一部の成分を取り除くプロセスを指します。この作業は、日本酒の醸造において非常に重要です。米の表面には、酒に対して悪影響を与える蛋白質や脂質、灰分、さらにはビタミン類などが多く含まれています。これらを取り除くことで、清酒の品質や風味を向上させます。精米は「米をみがく」とも表現され、精米歩合が低くなるほど米が白くキャラクターが際立っていきます。例えば、精米歩合が50%であれば、玄米の50%を削った状態を意味しており、一般的に精米歩合が低いほど高品質な日本酒が醸造されるとされ...

詳細を見る

醪(もろみ)とは、日本酒の醸造過程における主発酵の状態を指す用語です。酒母(しゅぼ)、麹(こうじ)、蒸米(むしまい)、仕込み水を組み合わせてタンク内で発酵させたもので、酒造りの中心的な工程となります。具体的には、酒母に水、麹、蒸米を数回に分けて投入し、糖化と発酵を進めることで、清酒の基盤を形成します。 醪の発酵が進むと、アルコールと二酸化炭素が生成され、液体部分が酒(原酒)となり、固形物が酒粕として分離されます。醪は一般的には酒類となる前の段階であり、酒税法においては発酵を行った原料の状態を...

詳細を見る