承認基準
しょうにんきじゅん承認基準とは、アルコール添加酒(普通醸造酒)や増醸酒を製造する際に必要な規定で、これに従って製造を行うためには、まず所轄の税務署長からの承認を受ける必要があります。この基準には、使用できるアルコールの量や、増醸酒に使用される原料である白米の使用割合(増醸割合)、さらに米以外の原料の種類や使用量に関する制限が設けられています。これらの基準を遵守することで、製造されるお酒の品質や安全性を確保し、適正な課税が行われることを目的としています。承認を受けることで、定められた条件の範囲内で合法的に商品を製造できるようになります。
関連用語
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酒税法
酒税法とは、日本における酒類に課税するための法律であり、酒類の製造、販売、流通に関する基本的なル...
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中垂れ
中垂れ(なかだれ)は、日本酒の製造過程において、圧搾が行われる際に途中で出てくる清酒のことを指し...
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雑用用水
雑用用水とは、日本酒造りにおいて、主に器具の洗浄やボイラーなどの設備で使用される水のことを指しま...
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原エキス分
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マリアージュ
マリアージュとは、特定の飲食物同士が互いに引き立て合い、新たな風味や体験を生み出す組み合わせのこ...
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枝桶(えだおけ)とは、日本酒の醸造過程において使用される小型の容器のことです。この用語は、主に大...
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糖蜜
糖蜜とは、蔗糖やブドウ糖などの結晶を取り除いた後に残る母液を煮詰めて得られる、濃厚な糖分を含む液...
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もと
「もと」とは、日本酒の製造過程において重要な役割を果たす「酒母」(しゅぼ)を指します。酒母は、醸...
アルコール添加とは、上槽前の醪(もろみ)にアルコールを加える製造方法のことを指します。第二次大戦後の原料米不足を背景に、昭和18酒造年度からこの手法が認められるようになりました。当初は米の不足を補うための手段として導入されましたが、現在では清酒の香味を軽快にする目的や、製造コストの削減を図るために行われています。アルコール添加によって、酒の風味や飲み口のバランスを調整し、様々なスタイルの清酒が生み出されています。
詳細を見る増醸割合とは、日本酒の製造において、増醸酒用の原料として使用される白米の数量が、その酒造年度における全ての白米数量に対して占める割合のことです。この割合はパーセント(%)で表され、承認基準においては23%以内であることが定められています。増醸酒は、通常の酒よりも手頃な価格で提供されることが多く、そのために製造過程での白米の使用割合を調整することが行われます。これにより、味わいや品質を保ちながら、コストを抑えた日本酒が生まれるのです。
詳細を見る醸造酒とは、原材料を発酵させることによって作られる酒類の総称です。主に米や麦、ぶどうなどの穀物や果実を使用し、酵母の働きによってアルコールが生成されます。日本酒(清酒)、ビール、ワインなどがこのカテゴリーに含まれます。これらの酒は、発酵による高い香りや味わいを持ち、文化や食事と深く結びついた楽しみ方がされます。醸造酒は、原材料や製造方法によって多様なスタイルが生まれ、各地域の特性を反映したものとなっています。
詳細を見る増醸酒(ぞうじょうしゅ)は、主に三倍増醸法を用いて醸造された清酒です。この方法では、酒の製造過程で雑酵母を用いて元の酒の量を三倍まで増加させることで、より多くの日本酒を生産します。増醸酒は多くの場合、価格が手頃で香りや味わいが軽やかなので、日常的に楽しむことができる日本酒として人気があります。ただし、純米酒や本醸造酒に比べると、風味や香りの深みはやや劣るとされています。
詳細を見る白米とは、玄米から精米され、胚芽や米の表面が削除された米のことを指します。精米の過程で外皮や殻が取り除かれ、主に澱粉部分が残るため、白くて光沢のある状態となります。白米は日本酒の醸造において非常に重要で、精米歩合によって酒の風味や香りに影響を与えるため、特に品質の高い日本酒には厳選された白米が使用されます。一般的には、精米の度合い(粉砕の割合)が低いほど、良質で洗練された酒を生み出す傾向があります。
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